無垢の一枚板が割れるとどうなる?割れやすい樹種や補正方法

無垢の一枚板の購入を検討している中で一番気になるのが割れや反りといった現象です。どんなに乾燥期間が長い木でも、クセが付いてしまっている木ほど、必ず割れや反りが発生すると言われています。無垢の一枚板に、割れや反りは付きものであり、無垢の木が呼吸をしているからこそ、その証として割れや反りが発生するものだと、広い心で考えながら一枚板の購入を検討するのがよいと思います。実際に無垢の一枚板が割れるとどのような状態になるのかと、対策もあわせてご紹介いたします。



なぜ割れるのか?

そもそも無垢の一枚板は何故割れたり、反ったりするのでしょうか?一枚板の購入を検討している方であれば、「一枚板の乾燥期間がどれほどか?」という点に気を使う方が多いかと思います。一枚板が変形する一番の原因は、板に含まれている水が周囲の乾燥によって、外部へ蒸発することによって、その部分が伸縮し変形を起こすと言われています。2年から3年。厚い一枚板であれば、更に長い年月を乾燥期間に費やされますが、無垢材によっては、どんなに乾燥したとしても一部分に水を含んでしまっていることがあるそうです。なので、「どんな一枚板でも割れや反りは発生するものだ。それが無垢の一枚板なんだ。」という気持ちを持ち、あまりにも割れたり反り返ってしまった場合は、補正や修理を行なうという意識を持つのがよいかもしれません。

割れやすい箇所

一枚板で割れやすい箇所は、節がある部分です。よく節が無い一枚板が綺麗だと言う人もいますが、私は節がある一枚板の方が杢目の模様が多い方が綺麗なので好きです。木で一番大きな節といえば、木の中心です。一枚板の中でも、丸太からそのまま輪切りに切り出した一枚板は、特に割れやすい形状です。

節から割れている輪切りの一枚板

節から割れている輪切りの一枚板

原木から切り出し、そのまま長時間乾燥をさせた一枚板であっても、輪切りにした一枚板は、必ずといっていいほど、割れている場合が多いです。

割れやすい樹種

最も割れやすい一枚板は、含水率が高い一枚板になりますが、割れやすい樹種はゼブラウッドと言われています。ただし、全てのゼブラウッドが割れやすいのでは無く、ゼブラウッドの中でも割れにくいものと、割れやすいものがあります。ゼブラウッドの詳細については、以下のページでまとめています。

関連記事:ゼブラウッド

割れがある一枚板の様子

無垢の一枚板は、生き物と同じで、割れたり反れたりする動きがあるという認識を持った上で購入する必要があります。また、一枚板は、完全オリジナルで同じものが2枚とない商品でもあるので、どんなに割れていたとしても、「この板が欲しい」という人も中にはいるそうです。

ゼブラウッド

こちらが実際に割れた箇所があるゼブラウッドの様子です。

割れがある一枚板

割れがある一枚板

割れがある一枚板

割れがある一枚板

割れがある一枚板

割れがある一枚板

割れがある一枚板

割れがある一枚板

ゼブラウッドの詳細は、以下のページでまとめています。

関連記事:ゼブラウッド

レッドメープル

こちらは、割れも素敵なデザインになっているレッドメープルです。

割れが素敵なデザインの一枚板

割れが素敵なデザインの一枚板

割れが素敵なデザインの一枚板

割れが素敵なデザインの一枚板

割れが素敵なデザインの一枚板

割れが素敵なデザインの一枚板

割れが素敵なデザインの一枚板

割れが素敵なデザインの一枚板

ケヤキ

こちらのケヤキの一枚板の割れた箇所のデザインは、かなり魅力的に感じました。

割れ目がとても綺麗なケヤキの一枚板

割れ目がとても綺麗なケヤキの一枚板

割れ目がとても綺麗なケヤキの一枚板

割れ目がとても綺麗なケヤキの一枚板

割れ目がとても綺麗なケヤキの一枚板

割れ目がとても綺麗なケヤキの一枚板

補正方法

割れた一枚板の主な補正方法についてご紹介いたします。

木くずと接着剤による補正

こちらは家具を専門に補正できる工場にお願いしなくてはならない加工方法になってきますが、割れてしまった一枚板と同じ樹種の木くず(おがくず)と接着剤を割れた箇所に流し込んで補正する方法です。

ちぎりによる補正

こちらも家具を専門に補正できる工場にお願いしなくてはならない加工方法になってきますが、割れてしまった箇所に以下の写真のように、「ちぎり(やといと呼ばれることもあります)」を入れることによって割れの広がりを防ぐやり方です。

ウォールナットの割れ目に施された「ちぎり」

ウォールナットの割れ目に施された「ちぎり」

蜜蝋(ミツロウ)による補正

蜜蝋(ミツロウ)とは、蜂が六角形の巣を作る際に分泌するロウです。販売されている蜜蝋は固形状なので、蜜蝋を溶かして液体状にしてから、一枚板の割れた部分に流し込んで補正を行なう方法です。この方法であれば、自らでも補正を行なうことができそうです。ただし自ら実施する場合は、自己責任にてお願いいたします。

関連記事:蜜蝋の詳細について確認する

割れない一枚板とは?

絶対に割れない一枚板はありません。というのが正確な解答だと思いますが、割れない一枚板もあります。それは、ウレタン塗装を木が呼吸できないぐらい分厚く塗った一枚板です。木は、木の中に含まれる水分が乾燥によって外部へ放出されることによって、割れなどの変形を発生します。ウレタン塗装で木が呼吸できないように、テーブルの表面を覆ってしまった一枚板は、割れません。正確には割れ難い確立が高いという表現の方が正確かもしれません。

一枚板の割れとあわせて気になるのが一枚板の反りです。以下のページで、反りやすい一枚板の樹種についてご紹介いたします。

関連記事:一枚板で反りが発生しやすい樹種は?

「無垢の一枚板が割れるとどうなる?割れやすい樹種や補正方法」のご紹介は以上です。次に「一枚板で人気の無垢材ベスト3と人気の理由」について、ご紹介いたします。

関連記事:一枚板で人気の無垢材ベスト3と人気の理由

無垢材の特徴

一枚板を購入する際には、無垢材は、どの樹種にしようかと多くの方が検討されるかと思います。無垢材の樹種には、傷付きやすい樹種反りやすい樹種割れやすい樹種人気の樹種など、種類によって様々な特徴があります。

関連記事:無垢材の特徴


一枚板購入時の基礎知識

一枚板が通常の家具と大きく違う点は、無垢材で出来ているということです。無垢材で出来ているという事は、割れや反りなどが発生する可能性があり、その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる一枚板の特徴でもあります。割れたり反ったりした場合、修理してくれる家具店や一枚板専門店もありますが、もともと工務店などに対して一枚板を販売しているような材木店や銘木店は、「一枚板は、必ず変化するもの。」という前提条件のもと小売販売を行なう店舗も沢山あります。一枚板を購入するということは、割れや反りが発生するものという点を必ず理解した上で、購入する事がとても大切になってきます。自然のままの素材である無垢材で出来た一枚板は、「触れたり眺めたりすると自然のパワーを感じる。」という方もいれば、「世界にたった一つしかない完全オリジナルな家具。」という点に魅力を感じる方も多くいます。でも、そんな魅力的な一枚板を実際に購入しようとすると、「どこで購入できるのだろう?」、「どんな種類があるんだろう?」、「含水率って何?」、「割れや反りが発生しない一枚板って無いの?」、「価格が安い無垢材から自ら塗装まで仕上げられないの?」といった沢山の疑問が出てきます。一枚板を購入する側の立場で、いろいろと疑問に思った事などを自らの体験談をもとに、一枚板購入前の基礎知識としてまとめてみました。

関連記事:一枚板購入前に知っておくと便利な基礎知識

一枚板関連リンク

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