一枚板購入前に知っておくと便利な基礎知識

一枚板が通常の家具と大きく違う点は、無垢材で出来ているということです。無垢材で出来ているという事は、割れや反りなどが発生する可能性があり、その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる一枚板の特徴でもあります。割れたり反ったりした場合、修理してくれる家具店や一枚板専門店もありますが、もともと工務店などに対して一枚板を販売しているような材木店や銘木店は、「一枚板は、必ず変化するもの。」という前提条件のもと小売販売を行なう店舗も沢山あります。一枚板を購入するということは、割れや反りが発生するものという点を必ず理解した上で、購入する事がとても大切になってきます。自然のままの素材である無垢材で出来た一枚板は、「触れたり眺めたりすると自然のパワーを感じる。」という方もいれば、「世界にたった一つしかない完全オリジナルな家具。」という点に魅力を感じる方も多くいます。でも、そんな魅力的な一枚板を実際に購入しようとすると、「どこで購入できるのだろう?」、「どんな種類があるんだろう?」、「含水率って何?」、「割れや反りが発生しない一枚板って無いの?」、「価格が安い無垢材から自ら塗装まで仕上げられないの?」といった沢山の疑問が出てきます。一枚板を購入する側の立場で、いろいろと疑問に思った事などを自らの体験談をもとに、一枚板購入前の基礎知識としてまとめてみました。



初心者におすすめ一枚板テーブル購入時のチェックリスト

初めて一枚板テーブルを購入する際に、「何を基準に選べばよいか分からない。」と思う初心者の方のために、購入時のチェックリストをまとめてみました。一枚板を購入する初心者向けにまとめてみたのですが、一枚板を市場などから仕入れるチェックリストともしかしたらあまり変わらないのかな?とも思っています。一枚板テーブルを購入する際の参考情報としてご活用ください。
関連記事:初心者におすすめ一枚板テーブル購入時のチェックリスト

購入する場所の特徴と価格

一枚板を購入する際、初心者だと真っ先に脳裏に浮かぶのが家具屋や一枚板専門店です。インターネットでも注文することができますが、一枚板の購入検討を行ないながら様々なサイトや店舗を見ていると気になるのが、価格の差がものすごい大きいという点です。様々な家具店や一枚板専門店へ実際に足を運び、一枚板を目の当たりにしながら購入してきたのと、インターネットを通じて価格が安い一枚板を実際に注文してみた立場でいろいろな気づきがありました。これから一枚板を初めて購入する方の参考になるように、材木店・銘木店、工務店、家具店、一枚板専門店では、価格に何故大きな差があるのか?という点に的を絞って、一枚板を購入することができるそれぞれの企業やお店の特徴についてまとめると、以下のような内容となります。

関連記事:どこで購入する?一枚板を購入できる場所とそれぞれの特徴と価格

なお、本来材木店と銘木店は異なる区分けになってきますが、一枚板を購入するユーザ側の立場からすると、共に一枚板を販売する店舗として見えてくるので、材木店と銘木店は現状同じ括りで本サイト上ではまとめています。

関連記事:材木店と銘木店の違い

メリットとデメリット

一枚板テーブルを購入する初心者だと、「一枚板テーブルは、一般的な家具と異なり自然の無垢感がある価格が高いテーブル。」ということぐらいしかイメージが無いと思います。私も一枚板を初めて購入する際には、それぐらいの知識しかありませんでした。でも、一枚板は、一般的に販売されている家具と異なり、反ったり割れたりする可能性がとても高いというリスクがあります。でもそれとは裏腹に、全ての商品が世界に一つしか存在しないという希少価値の高さがあります。一枚板テーブルを購入する前には、メリット、デメリットを認識した上で購入するのがおすすめです。

関連記事:一枚板のメリットとデメリット

一枚板に利用される樹種の種類

一枚板に利用される樹種の種類

一枚板に利用される樹種の種類

一枚板に利用される樹種を種類別にまとめています。運命の一枚板との出会いを求めて、様々なショップを訪れてみたり、インターネット経由で材木店で価格が安い一枚板を注文したりと繰り返していると、材木店・銘木店工務店家具店一枚板専門店にある樹種の傾向が見えてきます。材木店は場所にもよりますが、国産の樹種を多く取り扱っていることが多く、逆に家具店や一枚板専門店は外産の輸入一枚板の方を取り扱っている割合の方が高かったりします。工務店は、新築戸建てやリフォームを行なうユーザの要望にあわせて、材木店や家具店、一枚板専門店の一枚板をオーダーメイドで利用することが多くあります。様々な樹種の端材も購入したりしながら、直接触れて種類別の感触や香りなどを確認していると、重さ、香り、手に持った時のぬくもりがここまで違うのか?と思うぐらい樹種によってまったく違う表情を確認することができます。実際に樹種に触れてきた感想なども織り交ぜながら、一枚板利用される樹種について種類別にご紹介してみたいと思います。

関連記事:一枚板に利用される樹種の種類

人気の樹種を知る

一枚板で人気の無垢材ベスト3

一枚板で人気の無垢材ベスト3

一枚板には沢山の樹種の種類があります。日本全国で一枚板を販売している店舗で取り扱われている一枚板樹種で在庫数が多いほど人気が高い事が言えます。実際に調査を行なってみたところ、ウォールナット一枚板として販売されている割合が最も高く全体の23.2%。続いて栃(トチ)が人気で7.3%。その次がブビンガで5.4%という割合となっています。詳細については、以下のページでまとめています。

関連記事:一枚板で人気の種類は?日本全国の販売店にある在庫情報から調査

一枚板の含水率の理想値と反りや割れが発生する原因

5年以上乾燥させているモンキーポッドの一枚板

5年以上乾燥させているモンキーポッドの一枚板

一枚板の反りや割れは、伐採された木の中に含まれる水分が乾燥して蒸発していく過程で発生します。木の組織には、内膣と細胞壁があり、伐採前の両組織は、自由水と結合水で満たされています(飽水状態)。伐採直後の木は、少しずつ内膣から自由水が抜けていきます(生材状態)。そして、やがて内膣から自由水が完全に抜けきった含水率28%の状態となります(繊維飽和点)。細胞壁から結合水もやがて蒸発し無くなり、周囲の湿度とバランスが取れた含水率15%の状態となります(気乾状態)。そして、長い年月をかけて人工乾燥が進むことで、内膣と細胞壁に含まれる水分が完全に蒸発します(全乾状態)。一枚板の反りや割れは、一枚板に含まれる含水率が28%の状態である繊維飽和点と、含水率が15%の状態である気乾状態の間で発生しやすいとされています。

関連記事:一枚板の含水率の理想値と反りや割れが発生する原因

反りや割れが発生しない一枚板の見分け方

割れや反りが発生し難い一枚板

割れや反りが発生し難い一枚板

反りや割れが発生しない一枚板の見分け方についてまとめてみたいと思います。特に複数本、同じ樹種で似たような一枚板があった場合、どれにしようか悩んだ際に、どのポイントで判断すればよいのか迷うことがあります。もちろん、自らの価値観や好みで「これが欲しい。」と決めるのが一番だと思うのですが、一枚板を選ぶのに迷った際、反りや割れが発生しない一枚板を選ぶのが最もよいと思うので、その判断ポイントについて、以下にまとめています。
関連記事:反りや割れが発生しない一枚板の見分け方

塗装の種類とメリット、デメリット

一枚板テーブルの塗装の種類とメリット、デメリット

一枚板テーブルの塗装の種類とメリット、デメリット

一枚板テーブルの塗装は、主にオイル塗装ウレタン塗装液体ガラス塗装セラウッド塗装の4種類に分類されます。塗装無しという選択肢もありますが、無垢材一枚板を利用する際、汚れを防いだり割れや反りが発生するリスクを軽減させたり、綺麗な杢目を楽しむためにもいずれかの塗装は行なった方がよいとされています。

関連記事:一枚板テーブルの塗装の種類(オイル塗装、ウレタン塗装、液体ガラス塗装、セラウッド塗装)と違いについて

一枚板のオイル塗装を自分自身(DIY)で実施する方法

一枚板のオイル塗装を自分自身(DIY)で実施する方法

一枚板のオイル塗装を自分自身(DIY)で実施する方法

一枚板テーブルの塗装は、主にオイル塗装ウレタン塗装液体ガラス塗装セラウッド塗装の4種類に分類されます。塗装無しという選択肢もありますが、無垢材一枚板を利用する際、汚れを防いだり割れや反りが発生するリスクを軽減させたり、綺麗な杢目を楽しむためにもいずれかの塗装は行なった方がよいとされています。素人でもDIYとして一枚板の塗装を自ら仕上げることができるのはオイル塗装になります。

関連記事:一枚板のオイル塗装を自分自身(DIY)で実施する方法

一枚板の脚

一枚板の脚

一枚板の脚は、大きく分けて木製スチール製アクリル製の3種類に分けられます。普段、一枚板では無いダイニングテーブルに慣れ親しんでいると、一枚板の天板と脚がどのようになっているのかよく分からないかと思います。私も一枚板を選び始めた頃は、一枚板テーブルの脚ってどのようになっているんだろう?と疑問でした。一枚板を販売している店舗によって、販売方針が異なるのですが、一枚板と脚を固定しないで販売する店舗と、一枚板と脚を固定して販売する店舗の2種類に分かれてきます。脚の上に一枚板を固定せず乗せるだけで販売している店舗は、一枚板の天板を裏表ひっくり返しながら利用する事を想定していたり、貴重な一枚板に脚を固定する際の加工を行なうのはもったいないとの理由から一枚板と脚を固定せずに販売しています。

関連記事:一枚板の脚について

専門用語

私のように木を扱う仕事と無縁な方は、一枚板を購入しようと、様々な専門店に足を運ぶと、今まで聞いたことが無いような専門用語を数多く耳にすることがあるかと思います。本ページでは、一枚板を購入する立場で、一枚板購入前に知っておくと便利な専門用語についてまとめてみたいと思います。

関連記事:一枚板テーブル購入前に知っておきたい用語

一枚板ができるまでの工程

一枚板が商品として販売されるまでには、とても長い年月がかかっています。主な工程は、木の伐採、無垢材の買付、輸入、製材、乾燥、切り出し、削りだし、加工、研磨、塗装と10つの工程となってきます。乾燥だけでも2年から10年もの月日がかかっています。また、幅90センチとなると、樹齢数百年となり、このような木が取れる場所も限られており、多くはアフリカや東南アジアなどの限られた地域に限定されてきます。一枚板ができるまでの工程と、それぞれの工程の特徴については、以下の通りとなります。

関連記事:一枚板テーブルができるまでの工程

無垢材の特徴

一枚板を購入する際には、無垢材は、どの樹種にしようかと多くの方が検討されるかと思います。無垢材の樹種には、傷付きやすい樹種反りやすい樹種割れやすい樹種人気の樹種など、種類によって様々な特徴があります。それぞれ、どの樹種が該当するのかについて、以下のページにまとめてみました。

関連記事:無垢材の特徴

椅子

一枚板にあわせる椅子って、結構悩みどころです。今まで利用していたテーブルの椅子をそのまま利用すると、高級な一枚板とはあわせ難いですし、実施に購入しようと思っても、どうも雰囲気が一枚板とあわないといったことがよくあります。一枚板と椅子の組み合わせはどんな感じにすればよいのかを確認するため、アトリエ木馬横浜ギャラリーを訪問し、一枚板と椅子の組み合わせを撮影してきました。一枚板の購入をご検討されている方は、ご参考にしてみてください。

関連記事:一枚板と椅子の組み合わせ

「一枚板購入前に知っておくと便利な基礎知識」のご紹介は以上です。次に「一枚板に利用される無垢材の種類」について、ご紹介いたします。

関連記事:一枚板に利用される無垢材の種類

一枚板関連リンク

一枚板比較では、一枚板購入前に知っておくと便利な基礎知識杢目の種類一枚板に利用される樹種の種類日本全国の一枚板販売店検索一枚板販売店訪問記についてまとめています。