森林浴と呼ばれる言葉があります。生きた自然の天然木は、フィトンチッドと呼ばれる天然木が発散する香りの成分によるリラックス効果があるとされています。
豊かな自然に育まれた森林へ足を運ぶと感じる爽快感、癒し、安らぎは、フィトンチッドが周囲に溢れているためです。
フィトンチッドは、消臭、除菌、抗菌、酸化防止、リラックス効果などがあるとされています。フィトンチッドが日常生活に溶け込んだ代表的な例がお寿司屋さんです。
お寿司屋さんのまな板や寿司台は、抗菌作用がある檜(ヒノキ)の無垢材が使われています。また、抗菌作用があるカテキンを含んだ緑茶、防腐、抗菌作用がある梅、シソ、ショウガ、ワサビなどフィトンチッドがとても有効活用されています。
中国から日本に渡り、日本で広げられた思想として山川草木悉皆成仏と呼ばれるものがあります。この言葉は、昔の日本人は常に自然と共存をして共に生きていた。ということを表しています。
フィトンチッドという言葉は昔の日本には無かった言葉ですが、古い時代の言葉を紐解いていくと、フィトンチッドに近い言葉が見つかってきます。
塗装が行なわれていない無垢材は、割れ、反り、ねじれのリスクがありますが、フィトンチッドを豊富に排出しているというメリットもあります。
塗装がされていない無垢材を部屋に立掛けておくだけで、フィトンチッドの効果を得られる可能性が高まります。