直径60センチメートル前後の桧材を例に板取り製材についてご紹介いたします。樹種にもよりますが、歩止り(ぶどまり)が良いと言われる原木のサイズです。

板取り製材について

板取り製材について
板取り製材について

背板について

「A」、「B」は、製材時、背板(せいた)と言われ、経済利用が低い材を指します。

板材(いたざい)について

①は、板(いた)を挽く為の墨線です。図では5枚取りになっていて、この5枚は全て板材(いたざい)と呼ばれます。製材された板の厚みにより、1寸板(3.03センチメートル)厚、1寸5分(4.5センチメートル)厚など、用途により厚みが挽き分けられます。

盤(ばん)について

②は、盤(ばん)と呼ばれます。2寸5分(76センチメートル)~3寸5分(10.5センチメートル)内外を指して呼ばれます。これ以下の厚み盤は薄盤(うすばん)と呼ばれ、逆に厚い盤は、厚盤(あつばん)と呼ばれます。

芯持盤(しんもちばん)について

③は、芯が食って(くって)いるか、芯を持っているので、芯持盤(しんもちばん)と呼びます。

よくある質問と回答

質問:原盤の厚い物はどのくらいを指すのですか?

回答:樹種によりますが、1尺(30.3センチメートル)がアベレージと思います。特に屋久杉、脂松(ヤニマツ)のような材種は、油脂分を多く含んでいる為、原盤にしておくと、すだれ状の腐れが生じる事が多いです。永く乾燥保管している材をいざ使おうと思い割ったところ、中がふけて中腐れがあったとよく聞く事があります。

質問:板子(いたご)とはどういう意味ですか?

回答:④は厚盤取り、⑤は薄盤取りですが、④⑤の厚さに関係無く、主に突板(単板)、板の子供が多く取れる事から板子(いたご)と呼びます。戦後ツキ板の需要が多くなってきた頃からの呼び名です。

質問:文中の歩止り(ぶどまり)とは何ですか?

回答:分(ぶ)とは、尺貫法の1分(いちぶ:3.3メートル)の事で、1本の丸太からいろいろな材が1分の隙(すき)なく、経済的に良く材積が取れた事を言います。この事は、他の表現では、「丸太の懐が利いた!!」、「丸太が当たった!!」、「最後までキレイに喰えた!!」とか表現されます。 板取り製材についてのご紹介は以上です。続いて原木の製材についてご紹介いたします。

原木の製材について

原木の製材について、原木(小径木、中目木、大径木)、板取り製材、杢目(もくめ)をバランス良く挽き直す術に分けてご紹介いたします。

木のいろはにほへと(わかりやすい木のお話し)

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