原木に最適な径寸についてご紹介いたします。
原木に最適な径寸について
原木に最適な径寸は、樹種によっても違いますが、太ければ太い程良いとも限らず、長ければ長い程良いとは言えません。立木、土場に置かれた原木から、頭の中で製材をした場合の経済的な利益率を瞬時に判断しなければならず、経験の積上げが必要です。
目安となる事があります。街中で見る電信柱を見つめます。電力会社によって規格は異なりますが、直径35センチメートル内外地中部分を差し引き長さ5~8メートルあります。これを図のように三本まとめた寸法を頭に入れると良いと思います。
原木に直しますと、4メートル×直径60センチメートル(1.44㎥)の太さになり、常に見ていると、市場等で表記サイズを見なくても大きさが判断出来、山の立木や、ポツンと1本立っている木の買付時に大変便利です。この直径60センチメートル内外の丸太は、目的の材料(板目、柾目取り)に効率が一番良いと思われます。
もう一つあります。持参のメジャーですと、立っている木に押し当てて寸法を測るのに、中折れし測りにくいので、私は釣具の鮎竿(振り出し式)6メートルを持参し、あらかじめ竿に1メートル毎に白いテープを巻いておくと、正確な長さが出ます。覚えておくと大変便利です。
原木に最適な径寸のご紹介は以上です。続いて伐採から原木についてご紹介いたします。
伐採から原木について
伐採から原木について、立木を伐採した際の原木の名称、原木に最適な径寸に別けてご紹介いたします。
”木のいろはにほへと”わかりやすい木のお話し
一枚板比較では、木を愛してやまない方々の為に、もっとわかりやすく”木のいろはにほへと”と題して、木について解説するコーナーを新設しました。
50年近くも木に携わって来た方(木喰虫さん)のお話しです。普段聞けないお話しも飛び出すかもしれません。