黒柿は、白っぽい柿の木から数万本に1本という確立でしか取れないと言われる主に日本の東北地方が原産のカキノキ科カキノキ属の仲間です(本当に数万本に1本なのかは不確かです)。正確には、柿木がカキノキ科カキノキ属であり、黒柿は柿木が黒くなったものなので属名ではありません。数万本に1本取れるかとれないかという割合のためとても高価です。黒柿には孔雀杢がでますが、孔雀杢が出て、かつ土壌と樹内の成分が反応し、黒深い緑色が出る黒柿は更に高額になります。樹種の表面に出る緑色は、ぱっと見は黒にしか見えないのですが、ペンライトなどで照らしてみると、キラキラと緑色に光ラインが浮かび上がります。黒柿は乾燥させるのが困難とされているのですが、シッカリと乾燥した後は、柿渋が固まって硬質な状態になります。
クロカキ(黒柿)
概要
クロカキ(黒柿)の特長です。
- 産地:日本、中国
- 科・属:カキノキ科カキノキ属
- 樹形:広葉樹
- 気乾比重:0.85
一枚板
梶本銘木店新木場本社「世界の優良銘木展示場」で撮影させていただいたクロカキ(黒柿)の一枚板です。
瀬尾木材有限会社で撮影させていただいたクロカキ(黒柿)の一枚板です。
ステッキ専門店「ラカッポ」(東京数寄屋倶楽部)の工房で撮影させていただいたクロカキ(黒柿)の一枚板です。
株式会社鴨川商店で撮影させていただいたクロカキ(黒柿)の一枚板です。
東京木材市場で撮影させていただいたクロカキ(黒柿)の原木です。
上記内容は、家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店で得られた情報や、実際に購入した端材、古材、一枚板を手にした時の個人的主観でまとめている情報などが含まれております。木の種類についてより詳しい内容を知りたい場合は、市販の樹種事典を参考にされることをおすすめいたします。
木の種類
無垢材(一枚板、古材、端材)に利用される木の種類を外材、唐木材、国産材別に以下のページから確認できます。