端材とは、ペン、ルアー、スプーン、フォーク、お皿、楽器などを作り上げるために無垢材から木取りされた木辺です。端材という呼び名ではなく、クラフト材と呼ばれ販売されていることもあります。テーブルとして利用される一枚板と異なり、小さなサイズで販売されている事が多いですが、小さなサイズの中にでも希少な杢目が詰まっていたり、虫食い模様がちりばめられた珍しく個性的な材料なども販売されています。一枚板よりもサイズが小さい無垢材であることから、比較的入手しやすいリーズナブルな価格で販売されているため、ドアの取っ手、引き戸の引き手、棚など、家庭の中にあるちょっとした細かいパーツを無垢材で作る際にも端材が役立ちます。

端材

杢目の種類

杢目は挽かれた板の表面に出る模様になります。年輪が全体に平行な状態で現れる柾目よりも、丸太の中心から離れた箇所で挽かれた板目側で複雑な杢目が発生しやすいとされています。また、杢目は木が生きた証が目に見える形となって現れた模様でもあります。斜面を成長する過程で発生する縮杢や、木が自らの病気を治そうとして発生する瘤杢などがあります。杢目の美しい無垢材は、人気や価格が高い傾向にあります。なかでも杢目が美しい一枚板は、価格が高いです。ただし、一枚板割れ、反り、ねじれは、柾目よりも杢目が発生しやすい板目側で発生する事が多くあります。一枚板を選定する際には、反りや割れが発生しない一枚板を見極めた上で、杢目が美しい一枚板を手に入れることができるとベストです。杢目の代表的な種類について、以下のページでまとめています。

杢目の種類

木の種類

無垢材の中でも一枚板端材には、とても豊富な樹種の種類があります。外材については、ワシントン条約の附属書Ⅰによって、国際間取引ができないように完全に規制されてしまっているものや、附属書Ⅱによって取引に成約がある樹種が多くあります。無垢材は限られた資源であり、今後更に希少価値が高まっていく可能性があります。国産材においても屋久杉に関しては2019年3月に銘木市場での入札が終了し、市場に出回る新規の数が今後増加する事が無かったり、2500年前の噴火の火山灰で埋もれていた神代などはそもそも流通する量が少なく希少です。無垢材の樹種は数多くありますが、外材国産材共に全て数に限りがある希少な資源です。

木の種類

全国の無垢材販売店

無垢材の中でも主に一枚板を販売している日本全国の家具店一枚板専門店材木店銘木店を以下のページから検索することができます。材木店と銘木店は、厳密には異なりますが、一枚板を購入するユーザ側の立場からすると、違いはほとんど感じられません。家具店一枚板専門店材木店銘木店それぞれの特徴と価格を十分把握した上で一枚板を購入するのがおすすめです。以下でまとめている一枚板の販売店一覧は、一枚板を販売している店舗を都道府県別に検索できるサイトが無かったため、自ら一枚板を購入する際に独自調査した内容を掲載しています。掲載内容に間違いや修正がある場合や、店舗、企業の新規掲載を希望する場合は、一枚板販売店舗情報修正・掲載依頼よりご連絡をお願いいたします。

全国の無垢材販売店

無垢材販売店訪問記

販売店訪問記では、実際に訪れた無垢材を販売している家具店一枚板専門店材木店・銘木店についての情報をまとめています。実際に様々な店舗を訪れたり、インターネットを通じて一枚板古材敷板端材などを購入してみるとなぜか感じるのが、販売店によって無垢材に特徴の違いがあるという点です。その特徴の違いが具体的に何なのか?という点を分かりやすく説明するのは難しいのですが、無垢材を販売する気持ちや想いの特色が、無垢材に乗り移っているような感覚が私にはあります。無垢材は唯一無二な全てが一点モノという点は、無垢材を販売する世界中にあるお店に共通する点ですが、訪れる店舗によってそのお店の特徴が出るのは、無垢材を仕入れたり、作り上げたり、販売したりする人の気持ちや考え、方針の違いのためなのだと思います。本ページは、無垢材を購入する側の立場で、実際に訪れた店舗にて、写真撮影をさせていただいております。お店に訪れる前の雰囲気の確認などでご活用ください。

無垢材販売店訪問記

一枚板購入前に知っておきたい専門用語

私のように木を扱う仕事と無縁な方は、一枚板を購入しようと、様々な一枚板専門店に足を運ぶと、今まで聞いたことが無いような専門用語を数多く耳にすることがあるかと思います。本ページでは、一枚板を購入する立場で、一枚板購入前に知っておくと便利な専門用語についてまとめてみたいと思います。

一枚板購入前に知っておきたい専門用語


一枚板購入時の基礎知識

一枚板が通常の家具と大きく違う点は、無垢材で出来ているということです。無垢材で出来ているという事は、割れ、反り、ねじれなどが発生する可能性があり、その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる一枚板の特徴でもあります。割れたり反ったりした場合、修理してくれる家具店や一枚板専門店もありますが、もともと工務店などに対して一枚板を販売しているような材木店や銘木店は、「一枚板は、必ず変化するもの。」という前提条件のもと小売販売を行なう店舗も沢山あります。一枚板を購入するということは、割れや反りが発生するものという点を必ず理解した上で、購入する事がとても大切になってきます。自然のままの素材である無垢材で出来た一枚板は、「触れたり眺めたりすると自然のパワーを感じる。」という方もいれば、「世界にたった一つしかない完全オリジナルな家具。」という点に魅力を感じる方も多くいます。でも、そんな魅力的な一枚板を実際に購入しようとすると、「どこで購入できるのだろう?」、「どんな種類があるんだろう?」、「含水率って何?」、「一枚板テーブルの塗装の種類と違いって何?」、「割れや反りが発生しない一枚板って無いの?」、「価格が安い無垢材から自ら塗装まで仕上げられないの?」といった沢山の疑問が出てきます。一枚板を購入する側の立場で、いろいろと疑問に思った事などを自らの体験談をもとに、一枚板購入前の基礎知識としてまとめてみました。

一枚板購入前に知っておくと便利な基礎知識