一枚板で利用される無垢材には、希少価値が高く、ワシントン条約に該当する無垢材も数多く存在します。ワシントン条約とは、世界に生息する希少な動植物を絶滅の危機から救うために定められた国際法です。ワシントン条約は、附属書Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと3種類に分類され、附属書Ⅰに登録されている動植物は、絶滅の危機に瀕している動植物のため、国際取引が完全にできない生き物たちです。附属書Ⅰを国際間取引を行なう場合には、輸出入を行なう国同士の政府機関による許可書の取り交わしが行なわれる。許可書が無い状態で取引されるような場合は、違法となりますので逮捕されます。附属書Ⅰ、Ⅱ、Ⅲそれぞれが、どのような規制内容なのかについて、まとめてみると以下の通りとなります。

ワシントン条約

附属書Ⅰ

  • 絶滅の危機に直面している生き物。
  • 商用のための輸出入は、国際間で全面禁止されている。
  • 研究のためとして輸出入する場合は、輸出国、輸入国双方の許可書が必要となる。

附属書Ⅱ

  • 取引を制限しないと将来絶滅してしまう危険性が高い生き物。
  • 商用のための輸出入は、輸出国側で制限されている。
  • 輸出国側での許可書が発行されれば輸入ができる。

附属書Ⅲ

  • 自国の生き物をまもるため、該当国が国際協力を求めている生き物。
  • 商用のための輸出入は、輸出国側で制限されている。
  • 輸出国側での許可書が発行されれば輸入ができる。

ワシントン条約に該当する一枚板に利用される無垢材の種類

一枚板は、一本の大きな木から切り出されるテーブルです。希少価値が高く、一枚板を切り出すことができる無垢材の種類も限られています。また、一枚板の大きさが大きければ、大きいほど、その無垢材の樹齢は長い事を意味し、中には樹齢数百年、数千年というような木から切り出された一枚板も世の中には存在します。樹齢何百年、何千年という無垢材は、世界にも数が少なく、密輸取引などを防止するため、ワシントン条約によって、保護されている無垢材が世界には存在します。一枚板無垢材として使われる無垢材のうち、ワシントン条約に該当する無垢材の種類を調べてみましたのまとめてみました。

ワシントン条約に該当する一枚板に利用される無垢材の種類