一枚板とは、原木から切り出された丸太製材によって一枚板の原型となす無垢材として加工され、乾燥塗装などの工程を経て完成する木の板になります。一枚板の主な利用用途は、テーブルになりますが、杢目が美しい一枚板は鑑賞性が高く、部屋に立掛ければ立派なインテリアにもなります。一枚板は生きた自然のままの無垢材です。割れ、反り、ねじれが発生しますが、それもまた無垢材の魅力であり、一枚板の魅力でもあります。一枚板は、材木店・銘木店家具店一枚板専門店で販売されており、通販でも購入できます。

一枚板

大まかな分類

以下は一枚板の大まかな分類です。世の中で販売されている一枚板は、大まかな分類として、「モダニズムを感じる一枚板(経年変化しない一枚板)」と「侘び・寂びを感じる一枚板(経年変化を楽しむ一枚板)」に別れます。人の手が入れば入るほど西洋的なモダニズムを感じ、人の手がほとんど入らないものには、経年変化を楽しむ事ができる日本古来からの侘び・寂びを感じます。

モダニズムを感じる一枚板(経年変化しない一枚板)の例
侘び・寂びを感じる一枚板(経年変化を楽しむ一枚板)の例

前者は化粧をした綺麗な状態で、後者は化粧をする以前のスッピンに近い状態と表現すると分り易いかもしれません。どちらも魅力的な一枚板です。どちらを選ぶかは、販売店、購入者の価値観により選択肢が別れる部分でもあるかと思います。

一枚板ができるまでの工程

一枚板が商品として販売されるまでには、とても長い年月がかかっています。主な工程は、木の伐採、買付、輸入、木取り製材乾燥、切り出し、削りだし、加工、研磨、塗装の工程となり、更にはもっと細かい工程があります。一枚板は、乾燥だけでも2年から10年もの月日がかかっています。また、幅90センチとなると、樹齢数百年となり、このような木が取れる場所も限られており、多くはアフリカや東南アジアなどの限られた地域に限定されており、毎年ワシントン条約での規制が厳しくなってきています。一枚板ができるまでの工程と、それぞれの工程の特徴については、以下のページでまとめています。

一枚板ができるまでの工程

購入前の基礎知識

一枚板が通常の家具と大きく違う点は、無垢材で出来ているということです。無垢材で出来ているという事は、割れや反りなどが発生する可能性があり、その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる一枚板の特徴でもあります。割れたり反ったりした場合、修理してくれる家具店や一枚板専門店もありますが、もともと工務店などに対して一枚板を販売しているような材木店や銘木店は、「一枚板は、必ず変化するもの。」という前提条件のもと小売販売を行なう店舗も沢山あります。一枚板を購入するということは、割れや反りが発生するものという点を必ず理解した上で、購入する事がとても大切になってきます。自然のままの素材である無垢材で出来た一枚板は、「触れたり眺めたりすると自然のパワーを感じる。」という方もいれば、「世界にたった一つしかない完全オリジナルな家具。」という点に魅力を感じる方も多くいます。でも、そんな魅力的な一枚板を実際に購入しようとすると、「どこで購入できるのだろう?」、「どんな種類があるんだろう?」、「含水率って何?」、「割れや反りが発生しない一枚板って無いの?」、「価格が安い無垢材から自ら塗装まで仕上げられないの?」といった沢山の疑問が出てきます。一枚板を購入する側の立場で、いろいろと疑問に思った事などを自らの体験談をもとに、一枚板購入前の基礎知識としてまとめてみました。

一枚板購入前の基礎知識

反りや割れが発生しない一枚板の見分け方

割れ、反り、ねじれが発生しにくい一枚板の見分け方は、含水率が15%に近い状態であるか?という点と、木目の動き、節や芯の有無を確認するという点が大きなポイントです。複数気に入った一枚板が目の前にある時、自分の好みだけで選んでしまって大丈夫なのだろうか?と悩んだ場合、一枚板を選ぶ際の一つの判断ポイントとして参考になる情報についてまとめてみたいと思います。なお、無垢材は必ず割れ、反り、ねじれが発生するものであり、それもまた無垢材の魅力であるという意識は常に持っておく事も大切なポイントです。

割れ、反り、ねじれが発生しにくい一枚板の見分け方

無垢材の乾燥

無垢材を購入する際に特に気になるポイントが「乾燥した木材であるか?」という点です。特に一枚板を購入する際に気になるのが、割れ、反り、ねじれです。無垢材は生きた天然木です。乾燥過程において、必ず割れ、反り、ねじれが発生します。割れ、反り、ねじれ無垢材の特性であり、魅力の一つでありますが、無垢材一枚板テーブルとして利用する場合、極力割れたり、反ったり、ねじれたりしない一枚板を選びたいという購入者側の心理が働きます。また、販売する側も、特にウレタン塗装セラウッド塗装一枚板は、割れた際に傷が目立ちやすいという問題がある事から、極力割れ、反り、ねじれが発生しない一枚板を販売したいという心理があります。割れ、反り、ねじれが発生するのは、無垢材の特性であり、特に割れを目立たせたくない場合は、塗装無しの一枚板オイル塗装の一枚板液体ガラス塗装の一枚板を購入するという選択肢もあります。この割れ、反り、ねじれという現象は、無垢材の中から水分が抜けていく乾燥過程で発生します。十分に乾燥した無垢材であれば、絶対に割れないのか?というと言い切れるものではありません。無垢材購入時に、極力割れ、反り、ねじれといった問題が発生しないものを選ぶ基準の一つとして無垢材の乾燥についての考え方があります。

無垢材の乾燥について

塗装の種類と違い

無垢材である一枚板テーブルに対しての塗装は、主に塗装無しの完全な無垢な状態オイル塗装液体ガラス塗装ウレタン塗装セラウッド塗装に分類されます。一枚板に対して塗装を行なう大きな理由は2種類あります。一つ目が、一枚板の割れ、反り、ねじれといった問題を回避するという点です。二つ目が一枚板を汚れから保護し、経年変化を防ぐという点になります。どの塗装が一番優れているか?という事では無く、それぞれの塗装にメリット、デメリットがあり、購入時の要望によって塗装の選択肢が別れてきます。塗装の種類と、それぞれの違いについて以下のページでまとめています。

一枚板の塗装の種類と違いについて

購入する場所の特徴と価格

一枚板を購入する際、初心者だと真っ先に脳裏に浮かぶのが家具屋や一枚板専門店です。インターネットでも注文することができますが、一枚板の購入検討を行ないながら様々なサイトや店舗を見ていると気になるのが、価格の差がものすごい大きいという点です。様々な家具店や一枚板専門店へ実際に足を運び、一枚板を目の当たりにしながら購入してきたのと、インターネットを通じて価格が安い一枚板を実際に注文してみた立場でいろいろな気づきがありました。これから一枚板を初めて購入する方の参考になるように、材木店、工務店、家具店、一枚板専門店では、価格に何故大きな差があるのか?という点に的を絞って、一枚板を購入することができるそれぞれの企業やお店の特徴についてまとめると、以下のような内容となります。

どこで購入する?一枚板を購入できる場所とそれぞれの特徴と価格

杢目の種類

杢目は挽かれた板の表面に出る模様になります。年輪が全体に平行な状態で現れる柾目よりも、丸太の中心から離れた箇所で挽かれた板目側で複雑な杢目が発生しやすいとされています。また、杢目は木が生きた証が目に見える形となって現れた模様でもあります。斜面を成長する過程で発生する縮杢や、木が自らの病気を治そうとして発生する瘤杢などがあります。杢目の美しい無垢材は、人気や価格が高い傾向にあります。なかでも杢目が美しい一枚板は、価格が高いです。ただし、一枚板割れ、反り、ねじれは、柾目よりも杢目が発生しやすい板目側で発生する事が多くあります。一枚板を選定する際には、反りや割れが発生しない一枚板を見極めた上で、杢目が美しい一枚板を手に入れることができるとベストです。杢目の代表的な種類について、以下のページでまとめています。

杢目の種類

木の種類

無垢材の中でも一枚板端材には、とても豊富な樹種の種類があります。外材については、ワシントン条約の附属書Ⅰによって、国際間取引ができないように完全に規制されてしまっているものや、附属書Ⅱによって取引に成約がある樹種が多くあります。無垢材は限られた資源であり、今後更に希少価値が高まっていく可能性があります。国産材においても屋久杉に関しては2019年3月に銘木市場での入札が終了し、市場に出回る新規の数が今後増加する事が無かったり、2500年前の噴火の火山灰で埋もれていた神代などはそもそも流通する量が少なく希少です。無垢材の樹種は数多くありますが、外材国産材共に全て数に限りがある希少な資源です。

木の種類

全国の一枚板販売店

無垢材の中でも主に一枚板を販売している日本全国の家具店一枚板専門店材木店銘木店を以下のページから検索することができます。材木店と銘木店は、厳密には異なりますが、一枚板を購入するユーザ側の立場からすると、違いはほとんど感じられません。家具店一枚板専門店材木店銘木店それぞれの特徴と価格を十分把握した上で一枚板を購入するのがおすすめです。以下でまとめている一枚板の販売店一覧は、一枚板を販売している店舗を都道府県別に検索できるサイトが無かったため、自ら一枚板を購入する際に独自調査した内容を掲載しています。掲載内容に間違いや修正がある場合や、店舗、企業の新規掲載を希望する場合は、一枚板販売店舗情報修正・掲載依頼よりご連絡をお願いいたします。

全国の一枚板販売店

一枚板販売店訪問記

販売店訪問記では、実際に訪れた無垢材を販売している家具店一枚板専門店材木店・銘木店についての情報をまとめています。実際に様々な店舗を訪れたり、インターネットを通じて一枚板古材敷板端材などを購入してみるとなぜか感じるのが、販売店によって無垢材に特徴の違いがあるという点です。その特徴の違いが具体的に何なのか?という点を分かりやすく説明するのは難しいのですが、無垢材を販売する気持ちや想いの特色が、無垢材に乗り移っているような感覚が私にはあります。無垢材は唯一無二な全てが一点モノという点は、無垢材を販売する世界中にあるお店に共通する点ですが、訪れる店舗によってそのお店の特徴が出るのは、無垢材を仕入れたり、作り上げたり、販売したりする人の気持ちや考え、方針の違いのためなのだと思います。本ページは、無垢材を購入する側の立場で、実際に訪れた店舗にて、写真撮影をさせていただいております。お店に訪れる前の雰囲気の確認などでご活用ください。

一枚板販売店訪問記

一枚板購入前に知っておきたい専門用語

私のように木を扱う仕事と無縁な方は、一枚板を購入しようと、様々な一枚板専門店に足を運ぶと、今まで聞いたことが無いような専門用語を数多く耳にすることがあるかと思います。本ページでは、一枚板を購入する立場で、一枚板購入前に知っておくと便利な専門用語についてまとめてみたいと思います。

一枚板購入前に知っておきたい専門用語


一枚板購入時の基礎知識

一枚板が通常の家具と大きく違う点は、無垢材で出来ているということです。無垢材で出来ているという事は、割れ、反り、ねじれなどが発生する可能性があり、その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる一枚板の特徴でもあります。割れたり反ったりした場合、修理してくれる家具店や一枚板専門店もありますが、もともと工務店などに対して一枚板を販売しているような材木店や銘木店は、「一枚板は、必ず変化するもの。」という前提条件のもと小売販売を行なう店舗も沢山あります。一枚板を購入するということは、割れや反りが発生するものという点を必ず理解した上で、購入する事がとても大切になってきます。自然のままの素材である無垢材で出来た一枚板は、「触れたり眺めたりすると自然のパワーを感じる。」という方もいれば、「世界にたった一つしかない完全オリジナルな家具。」という点に魅力を感じる方も多くいます。でも、そんな魅力的な一枚板を実際に購入しようとすると、「どこで購入できるのだろう?」、「どんな種類があるんだろう?」、「含水率って何?」、「一枚板テーブルの塗装の種類と違いって何?」、「割れや反りが発生しない一枚板って無いの?」、「価格が安い無垢材から自ら塗装まで仕上げられないの?」といった沢山の疑問が出てきます。一枚板を購入する側の立場で、いろいろと疑問に思った事などを自らの体験談をもとに、一枚板購入前の基礎知識としてまとめてみました。

一枚板購入前に知っておくと便利な基礎知識