新木場駅から徒歩10分ほどの場所にある東京銘木協同組合を訪問してきました。東京銘木協同組合は、銘木を専門とした市場で、3000点あまりの一枚板が展示されています。毎月1回、2日間にわたってセリが開催され、競り落された一枚板が、銘木店、材木店へと買い取られていきます。銘木市場の歴史は古く、第一回目のセリが開催されたのは昭和22年。当初は東京深川富岡町にあった吉川銘木店が銘木市場として設営されていましたが、戦後東京深川平野町への移転を経て、昭和51年に現在の東京江東区新木場に移転が完了しています。敷地内の面積は3700坪と広大です。本施設は、一般入場できない場所なのと、一般消費者向けの一枚板販売は行なわれていません。今回、東京銘木協同組合員の店舗さんからの許可をいただき入場させていただきました。敷地内には、仕入れに来たと思われる銘木店、材木店の搬入用のトラックが出入りしています。実際中で仕入れを行なっている銘木店、材木店の方々にもいろいろとお話をいただく事ができ、一枚板を購入する立場として、一枚板に関する知識を深めることができたので貴重な体験でした。
敷地内の様子
東京銘木協同組合では、一枚板を一般購入する事はできません。敷地内は、屋外と屋内に分かれており、大量の一枚板が銘木店、材木店向け販売用の一枚板として展示されていました。
新木場で一枚板が購入できるお店
木材の町、新木場。沢山の材木屋や銘木屋があるのですが、どこのお店に足を運んだら一枚板が購入できるのかイマイチよく分からなかったので、実際現地に足を運び、一枚板を購入できる店舗を確認してきました。新木場で一枚板を販売する店舗の多くが、高く桟積みされた状態で一枚板を販売している店舗が多いため、一枚板を購入しに新木場へ訪れる際には、あらかじめ訪問する店舗に、希望の樹種、サイズを伝えておいた方が、ジックリと希望の一枚板を選定することができます。
一枚板販売店訪問記
一枚板販売店訪問記では、実際に訪れた一枚板を販売している家具店、一枚板専門店、材木店・銘木店についての情報をまとめています。実際に様々な店舗を訪れたり、インターネットを通じて一枚板を購入してみるとなぜか感じるのが、販売店によって一枚板に特徴があるという点です。その特徴が具体的に何なのか?という点を分かりやすく説明するのは難しいのですが、一枚板を販売する気持ちや想いの特色が、一枚板に乗り移っているような感覚が私にはあります。一枚板は唯一無二な全てが一点モノの無垢材という点は、一枚板を販売する世界中にあるお店に共通する点ですが、訪れる店舗によってそのお店の特徴が出るのは、一枚板を仕入れたり、作り上げたり、販売したりする人の気持ちや考え、方針の違いのためなのだと思います。本ページは、一枚板を購入する側の立場で、実際に訪れた店舗にて、写真撮影をさせていただいております。お店に訪れる前の雰囲気の確認などでご活用ください。