材木(ざいもく)屋と木材(もくざい)屋の違いについてご紹介いたします。
材木(ざいもく)屋と木材(もくざい)屋の違い
現在この両者は、流通が変化し、厳密には色分けがなされない状況ですが、基本は材を扱う物・種類・形態により本来は下部の通り分かれていました。
俗に川上(かわかみ)から川下(かわしも)の例えで、川上とは林業・植林・伐採・製材・乾燥を主な業種、つまり素材を中心とした商いが中心です。川下(かわしも)には、各消費地を中心に材木問屋が集まり(製品売り)を専門に扱う業者を指します。※川に例えるのは、木材の運搬には川を利用して来たなごり言葉です。
全国各地に、大阪(長堀)、京都(木屋町)、名古屋(柾木町)、東京(木場)と、水・湾口・堀・川と保管する場所の関係で、一大集積地として材木町を古来より形成してきた歴史があります。
材木とは
材木は、主に建築や内装・器具類に使われる材料を指し、特にすぐ使えるように管理。乾燥した木を商う店、○○材木店(例)がこれに当たります。
木材とは
木材は、木を切る事、林業に始まり伐採して主に建築などに使えるように製材し、形(半製品)にした材や原木(げんぼく)丸太類(磨丸太)も含む材を扱う店、○○木材店(例)がこれに当たります。
材木(ざいもく)屋と木材(もくざい)屋の違いについてのご紹介は以上です。続いて木場(きば)と林場(りんば)の違いについてをご紹介いたします。
はじめに
木のいろはにほへと(わかりやすい木のお話し)を始めるにあたり、立木(たちぎ、りゆうぼく)、材木(ざいもく)屋と木材(もくざい)屋の違い、木場(きば)と林場(りんば)の違い、銘木とは?銘木の定義、木材の欠点、木材の欠点、節についてをご紹介いたします。
”木のいろはにほへと”わかりやすい木のお話し
一枚板比較では、木を愛してやまない方々の為に、もっとわかりやすく”木のいろはにほへと”と題して、木について解説するコーナーを新設しました。
50年近くも木に携わって来た方(木喰虫さん)のお話しです。普段聞けないお話しも飛び出すかもしれません。