榧(カヤ)は、碁盤としても有名な木材です。黄白色の色合いがとても美しく、香りも良い木です。榧の木材は、年月の経過と共に香りがどんどんと損なわれていくのですが、榧の香りを楽しみたい場合は、一枚板の目立たない箇所をヤスリで削ってあげると、榧特有の香りを再び楽しむことができます。香りが良いということと、榧の実からは良質な油が採取できるということから、天ぷらを揚げる食用油としても有名な樹種になります。榧(カヤ)の名前の由来は、榧の木を燃やすと蚊が寄り付かないとされているところにあります。
カヤ(榧)
概要
カヤ(榧)の概要です。
- 産地:日本、朝鮮半島
- 科・属:イチイ科カヤ属
- 樹形:広葉樹
- 気乾比重:0.51
一枚板
祭り屋東五軒町店で撮影させていただいたカヤ(榧)の一枚板です。
東京木材市場で撮影させていただいたカヤ(榧)の丸太です。
上記内容は、家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店で得られた情報や、実際に購入した端材、古材、一枚板を手にした時の個人的主観でまとめている情報などが含まれております。木の種類についてより詳しい内容を知りたい場合は、市販の樹種事典を参考にされることをおすすめいたします。
木の種類
無垢材(一枚板、古材、端材)に利用される木の種類を外材、唐木材、国産材別に以下のページから確認できます。