楠(クス)は、クスノキ科の広葉樹です。日本では、関東から南側の気候が暖かい地域や、台湾や中国などにも広く生息しています。楠木の楠という文字には、「南」という文字が含まれている通り、南に生息する木であることを意味しています。耐久性に優れているというメリットがありますが、乾燥時には縮み易い場合が多い無垢材でもあります。クスは、芳香がとても強い木であることから、虫の害を防ぐ効果があり、昔から衣装箱用の無垢材としても利用されています。離れた場所にいると特に臭いませんが、鼻をクスの無垢材の間近まで近づけて臭いをかぐとシップのような感じの薬のような香りがします。
クス(楠)
概要
クス(楠)の概要です。
- 産地:日本、台湾、中国
- 科・属:クスノキ科
- 樹形:広葉樹
- 気乾比重:0.52
一枚板
アトリエ木馬横浜店で撮影させていただいた
穴の空いた箇所にはレジン加工が施されています。
アトリエ木馬五反田店で撮影させていただいた
株式会社鴨川商店で撮影させていただいたクス(楠)の一枚板です。
上記内容は、家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店で得られた情報や、実際に購入した端材、古材、一枚板を手にした時の個人的主観でまとめている情報などが含まれております。木の種類についてより詳しい内容を知りたい場合は、市販の樹種事典を参考にされることをおすすめいたします。
木の種類
無垢材(一枚板、古材、端材)に利用される木の種類を外材、唐木材、国産材別に以下のページから確認できます。