オレゴンブラックウォールナットとは、読んで字のごとく、アメリカオレゴン州から輸入されたウォールナットです。ウォールナットとして日本国内に輸入される種類は、主にアメリカ東部にあるオハイオ州やミズーリ州、カナダのオンタリオ州が原産となっています。原産地がオレゴン州であるという点以外の特徴については、ウォールナットの特徴と特に変わりはありません。
目次
オレゴンブラックウォールナット
概要
オレゴンブラックウォールナットの概要です。
- 産地:オレゴン州
- 科・属:クルミ科
- 樹形:広葉樹
- 気乾比重:0.57~0.63(ウォールナットと同値を記載しています。)
オレゴン州ってどこ?
アメリカの地理に詳しい人であれば、ウォールナットの原産地であるオハイオ州、ミズーリ州、オレゴンブラックウォールナットの原産地であるオレゴン州の位置関係がピンっとすぐに思い浮かぶかと思うのですが、アメリカの地理には詳しくないため、それぞれの州の位置関係について整理してみると、オハイオ州、ミズーリ州は、アメリカ中西部に位置するのに対して、オレゴン州は太平洋岸北西部に位置する州になります。地理関係で見ると、オレゴンブラックウォールナットは、一般的に国内に輸入されるウォールナット(ブラックウォールナット、ハインズウォールナット)とだいぶ離れた場所で育ったウォールナットであることが確認できます。
オハイオ州
オハイオ州は、アメリカ中西部の州です。
ミズーリ州
ミズーリ州は、ミシシッピ川沿いにあるアメリカ中西部の州です。
オレゴン州
オレゴン州は、太平洋岸北西部に位置する州になります。
ウォールナットの種類
ウォールナットは、ブラックウォールナット、ハインズウォールナットとも呼ばれます。アメリカオレゴン州産のウォールナットは、オレゴンブラックウォールナットと呼ばれています。
ウォールナットの杢目の種類
ウォールナットに出る杢目は以下の種類があります。
上記内容は、家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店で得られた情報や、実際に購入した端材、古材、一枚板を手にした時の個人的主観でまとめている情報などが含まれております。木の種類についてより詳しい内容を知りたい場合は、市販の樹種事典を参考にされることをおすすめいたします。
ウォールナット(ウォルナット)の一枚板
ウォールナットは、一枚板の木の種類の中では一番人気が高い外材になります。椅子やタンスなどインテリアに利用される木材の多くがウォールナットであることから、ウォールナットは人気の樹種となっています。ウォールナットの一枚板を探していると、「ウォールナットって、一体何種類あるんだ?」と思うぐらい沢山のウォールナットを見かけます。インターネットを利用して、ウォールナットの一枚板を探しているなかで見かけた名前を列記すると、ブラックウォールナット、オレゴンブラックウォールナット、ハインズウォールナット、クラロウォールナット、バストゥーンウォールナット、ヨーロピアンウォールナッナットっと、もはやなんだか沢山の種類があってよく分かりません。そしてしかも、パプアニューギニアウォールナットっという樹種も存在するのですが、ウォールナットがクルミ科なのに対して、パプアニューギニアウォールナットは、ウルシ科の樹種となるため、ウォールナットとは全然別の種類となってきます。本ページでは、沢山あるウォールナットの種類を一つ一つ紐解きながら、その違いや特徴などについてまとめています。
木の種類
無垢材(一枚板、古材、端材)に利用される木の種類を外材、唐木材、国産材別に以下のページから確認できます。