木目と杢目の違い

木目は年輪、杢目は模様という記載をよく見かけるのですが、木目も模様では?っという疑問があり、梶本銘木店新木場本社にて、「杢目と木目の違いって何ですか?」っと質問を行なったところ、やはり「木目は単純に木の年輪で、杢目は木の模様。」という事を教えていただきました。なんだか自分自身の中で、まだシックリ来ないところがあるので、木目と杢目の違いについて情報を整理してみたいと思います。木目は広域での木の模様を示していて、木目の中に杢目という表現があるのだと思います。



木目と杢目の違い

木目と杢目の違いは、単純に示すと木目は年輪であり、杢目は模様です。ただし、年輪も木の模様です。

  • 木目:年輪
  • 杢目:模様

木目

木目と表現されている場合、ただ単純に木の年輪を示している事が多いです。例えばこちらの写真は、山武杉の樹齢を示したものです。

山武杉の年輪

山武杉の年輪

年輪を見れば、木の樹齢が把握できると言われていますが、こちらの山武杉は、樹齢250年になります。この木の年輪こそが「木目」になります。

木目の種類

板目と柾目

板目と柾目

「木目」と表現される広域な範囲の中に「板目」、「柾目」、「杢目」という種類が分類されてきます。

こちらはタモの板目です。綺麗な玉杢が出ているのが確認できます。

玉杢が出ているタモの板目

玉杢が出ているタモの板目

この綺麗な玉杢が出ているタモの横の年輪が出ている部分が柾目です。

玉杢が出ているタモの柾目

玉杢が出ているタモの柾目

このように、板目部分に綺麗な杢目が出て、柾目は均一に並ぶ年輪の跡が出てくる面になります。

このように整理すると、「板目」、「柾目」、「杢目」を以下では並列に記載していますが、厳密には「板目」の括りの下に「杢目」が来る方が正しいような気もします。それぞれについては、以下の内容の通りです。

板目
板目

板目

板目は、丸太の中心から離れた箇所で挽かれた板の事で、様々な杢目が現れやすい部分になります。逆に天井板を扱う材で登場してくる中板目は、丸太の中心部分に近い箇所から挽かれた板の呼び名となります。

柾目
柾目

柾目

柾目は、年輪が全体に平行な状態で現れた板になります。一枚板は年輪が詰まった柾目の方が反りなどの変化が発生しづらく、逆に杢目が複雑に出る板目の方が反りなどの変化が発生しやすくなります。詳細については、以下のページでまとめています。

関連記事:反りや割れが発生しない一枚板の見分け方

杢目
ニレの瘤杢(杢目)

ニレの瘤杢(杢目)

一枚板を購入する際、杢目と表されるのは、丸太を挽いた時に現れる木の模様です。これが天井板になってくると「中杢」、「源平杢」、「純白」などといった杢柄という表現が出てくるのですが、一枚板に関して言えば杢目といえば木の模様と思っていただいてよいのではないかと思います。そんな杢目には、沢山の種類があります。以下のページで具体的な内容についてご紹介いたします。

関連記事:杢目の種類

一枚板購入時の基礎知識

一枚板が通常の家具と大きく違う点は、無垢材で出来ているということです。無垢材で出来ているという事は、割れや反りなどが発生する可能性があり、その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる一枚板の特徴でもあります。割れたり反ったりした場合、修理してくれる家具店や一枚板専門店もありますが、もともと工務店などに対して一枚板を販売しているような材木店や銘木店は、「一枚板は、必ず変化するもの。」という前提条件のもと小売販売を行なう店舗も沢山あります。一枚板を購入するということは、割れや反りが発生するものという点を必ず理解した上で、購入する事がとても大切になってきます。自然のままの素材である無垢材で出来た一枚板は、「触れたり眺めたりすると自然のパワーを感じる。」という方もいれば、「世界にたった一つしかない完全オリジナルな家具。」という点に魅力を感じる方も多くいます。でも、そんな魅力的な一枚板を実際に購入しようとすると、「どこで購入できるのだろう?」、「どんな種類があるんだろう?」、「含水率って何?」、「割れや反りが発生しない一枚板って無いの?」、「価格が安い無垢材から自ら塗装まで仕上げられないの?」といった沢山の疑問が出てきます。一枚板を購入する側の立場で、いろいろと疑問に思った事などを自らの体験談をもとに、一枚板購入前の基礎知識としてまとめてみました。

関連記事:一枚板購入前に知っておくと便利な基礎知識

一枚板関連リンク

一枚板比較では、一枚板購入前に知っておくと便利な基礎知識杢目の種類一枚板に利用される樹種の種類日本全国の一枚板販売店検索一枚板販売店訪問記についてまとめています。