板取り製材についてのページでご紹介させていただいた①のように製材された材の一枚を板・板材(いたざい)と呼びます。標準的なすぎの材を用いて、板、各所の名称について、ご紹介させていただきます。

板の名称について

板の名称について

板の名称について

木表(きおもて)

「A」の箇所を木表(きおもて)と呼びます。この面を使う場合、見せる部分を大面(だいめん)とも呼びます。

木裏(きうら)

「B」の箇所を木裏(きうら)と呼びます。この面を使う場合、木裏大面と呼びます。

両面(りょうめん)

「A」「B」あわせて、両面(りょうめん)と呼ばれ、例として両面に傷や節が無ければ、両面無地(りょうめんむじ)と呼ばれ、片面に節などがあれば、木表1面無地・木裏節有りとも言います。

側(がわ・こば)

「C」は板の側面(そくめん)なので、側(がわ)と呼び、「C」側(こば)とも言います。「C」だけですと、片側(かたこば)と言い、「D」を含めると、両側(りょうこば)と呼びます。右片側に節有りと言えば、相手は直ぐに理解でき、電話やFAXが無い昔の時代は、木の部位の話しだけで通じ、今でも用語を覚えておくだけでもスマホで通じます。

小口(こぐち)、元片小口(もとかたこぐち)

「E」は、小口(こぐち)、正確には元片小口(もとかたこぐち)と言います。「F」は末(すえ)です。

片小口(かたこぐち)

「F」は、片小口(かたこぐち)と言います。「E」、「F」2箇所で、両小口(りょうこぐち)と呼びます。

6方無地(ろっぽうむじ)

両面(りょうめん)、両側(りょうこば)、両小口(りょうこぐち)に傷や節が無い板、製品を6方無地(ろっぽうむじ)・6面無地(ろくめんむじ)・無傷材(むきずざい)と呼びます。

寸6(すろく)

建築材の用途や長さ、巾含めて長さが足りない材を6尺(1メートル82センチ)に満たない事から、寸足らず、6尺を短い言葉で寸6材(すろくざい)と呼びます。

雄飾(おしょく)

板や原木が並んでいる中で、一番の良材を茶屋置屋の花魁・太有(おいらん・たいゆう)の一番綺麗で、教養のある女性の意味で、「この板類の中で、これが雄飾(おしょく)だな!!」とか会話で使います。私(木喰虫)がこの世界に入った頃、業界の長老はよくこの言葉を用いて、私は悪い”汚職(おしょく)”と勘違いしていました。

よくある質問と回答

Q:板顔(いたずら)、大面(だいめん)とは何ですか?

A:「A」の面は、木表(きおもて)の他に、板顔(いたずら)、大面(だいめん)とも呼ばれます。板の杢目がただの板目杢(いためもく)であれば、素板目(すいため)と呼びます。これは、ただの杢目という意味で、観賞に価(あたい)しない杢目、材という事を表現しています。

Q:板や盤の形状で、他に表現がありますか?

A:写真は、厚み、長さが一定に製材された材です。右は厚み、長さが一定では無い材で、小口の形から撥(ばち:三味線のバチの形に由来)と呼びます。また、魚の鯰(なまず)に形状が似ている為(頭が大きい為)、鯰材とも言います。

鯰(なまず)

鯰(なまず)

鯰材について

鯰材について

板の名称についてのご紹介は以上です。続いて木表(きおもて)・木裏(きうら)についてをご紹介いたします。

板について

板について、板の名称木表(きおもて)・木裏(きうら)について天然皮付板(てんねんかわつきいた)矢挽き(やびき)について、別けてご紹介いたします。

板について


”木のいろはにほへと”わかりやすい木のお話し

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