奇跡の一本松がある名勝高田松原は、陸中海岸国立公園(三陸復興国立公園)に指定され、渚百選に選定されている場所です。この地にかつてあった7万本の松林は、江戸時代に菅野杢之助と松坂新右衛門によって植栽されました。しかし2011年3月11日の東日本大震災による津波よって、一本の松を残し松林は消失してしまいました。残った一本の松も海水によって根が腐り、2012年5月に枯死と判断されましたが、その後人工的な処理が加えられ現在に至るまで保存されている松が「奇跡の一本松」です。
奇跡の一本松
東日本大震災で大きな被害を受けた陸前高田市にある奇跡の一本松を訪問してきました。奇跡の一本松へは、岩手県一関駅から大船渡線に乗車し、終点の気仙沼駅まで行き、気仙沼駅から大船渡線BRT(路線バス)に乗り換えて奇跡の一本松バス停を目指します。
こちらは始発前の岩手県一関駅です。駅前にはコンビニが一軒あります。
始発の大船渡線に乗車し、気仙沼を訪れるため、早朝の一関駅の改札を通過しました。
始発前の大船渡線一関駅ホームの様子です。
始発の大船渡線がやってきました。
一関駅始発の大船渡線内の様子です。私以外に乗車する人は誰もいませんでした。
気仙沼駅に大船渡線が到着しました。
気仙沼駅前にある大船渡線BRT(路線バス)に乗り換えて、奇跡の一本松バス停を目指します。
奇跡の一本松バス停の時刻表です。1時間に1本あるかないかの本数しかありません。
かつて大きな津波が訪れたとは想像できないような長閑な風景が広がります。
バス停から5分ぐらい歩くと、奇跡の一本松が見えてきます。
近くで奇跡の一本松を撮影してみました。
木肌が赤いのでアカマツかと思ったのですが、正確にはアカマツとクロマツの交雑種であるアイマツでした。
今もなお現存する津波で全壊した陸前高田ユースホステルの建物です。
最寄には、一本松茶屋と呼ばれる道の駅のような場所があります。
津波で崩壊した気仙沼中学校の校舎も現存したままでした。
奇跡の一本松の後は、世界遺産中尊寺を目指すため、再びBRTに乗車し気仙沼駅を目指し、気仙沼駅から大船渡線で一ノ関駅へと戻ります。
一ノ関駅から大船渡線から東北本線に乗り換えて中尊寺がある平泉駅を目指します。
中尊寺については、以下のページでまとめています。
訪問スケジュール
今回さんもく近江銘木(株)を訪問したスケジュールの一覧です。
1日目
奇跡の一本松を訪れた後に、世界遺産での銘木の利用場面を確認。
2日目
さんもく近江銘木(株)の取材とあわせ、古民家カフェでの古材等の無垢材の利用場面を確認。
- 午前中よりさんもく近江銘木(株)事務所を訪問。
- 古民家カフェまんまるや(cafe manmaruya)を訪問。
- 古民家カフェまんまるや(cafe manmaruya)で昼食後、一関木材流通センターを訪問。
- 撮影取材のためさんもく近江銘木(株)倉庫を訪問。
3日目
世界遺産での無垢材の利用場面の確認とあわせ、古材や無垢材の利用場面を確認。
- 午前中より毛越寺を訪問。本堂内及び本尊薬師如来の撮影許可をいただき境内を撮影。
- 達谷窟毘沙門堂を訪問。毘沙門堂内部構造を確認しつつ最強の御札「牛玉寳印」を入手。
- 世嬉の一酒造(せきのいち)内にある大正時代の面影が残るcafe徳蔵を訪問。
- 木のスピーカー、アンプを製作しているAKG Sound Design(AKG工房)を訪問。
- 撮影取材のためさんもく近江銘木(株)事務所、倉庫を訪問。
さんもく近江銘木(株)を訪問
岩手県一関にあるさんもく近江銘木(株)を訪問してきました。訪問取材とあわせ、一関木材流通センター、世界遺産の中尊寺、毛越寺、達谷窟毘沙門堂、奇跡の一本松、古民家カフェまんまるや(cafe manmaruya)、cafe徳蔵、AKG Sound Design(AKG工房)もあわせて訪問してきました。詳細は以下のページでまとめています。