クリ(栗)は、ブナ科クリ属の広葉樹です。クリの木は、縄文時代から日本人となじみがある木です。耐久性、耐水性に優れているため、家屋の土台や、電車の枕木などにも利用されてきた頑丈な木です。高樹齢な栗材の表情はとても豊かです。虫喰い跡、入り皮などが入りやすい樹種になりますが、中には綺麗で巾広な良材も極希に見かけます。栗の玉杢、栗の縮み杢は比較的みかけますが、栗の瘤杢は大変貴重です。高樹齢な老木栗の一枚板(木曽山系栗の一枚板)となると、一枚板の全面に繊細で綺麗な杢目が入ります。
クリ(栗)
概要
クリ(栗)の概要です。
- 産地:日本、朝鮮半島
- 科・属:ブナ科クリ属
- 樹形:広葉樹
- 気乾比重:0.55
一枚板
一枚板ギャラリー千<SEN>青山店で撮影させていただいたクリ(栗)の一枚板です。
ステッキ専門店「ラカッポ」(東京数寄屋倶楽部)の工房で撮影させていただいたクリ(栗)の一枚板です。こちらのクリ(栗)の一枚板は、居酒屋店舗のカウンターへ納品される直前に撮影させていただきました。居酒屋のオーナーさんが、無垢材本来の香りや手触りをカウンターに座ってくれたお客さんに感じて欲しいとのことから、無塗装の仕上げとなっておりました。
こちらは私が保有している樹齢500年のクリ(栗)の一枚板です。自ら仕上げた一枚板になっています。一枚板は、高樹齢(老木)な無垢材ほど、杢目がとても繊細になります。
こちらは私が保有している木曽山系栗の一枚板です。高樹齢がゆえにとても繊細な杢目が一枚板全面に出ています。
キソサンケイクリ(木曽山系栗)の一枚板の詳細については、以下のページでまとめています。
栗(クリ)の杢目の種類
栗(クリ)に出る杢目には、以下の種類があります。
上記内容は、家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店で得られた情報や、実際に購入した端材、古材、一枚板を手にした時の個人的主観でまとめている情報などが含まれております。木の種類についてより詳しい内容を知りたい場合は、市販の樹種事典を参考にされることをおすすめいたします。
木の種類
無垢材(一枚板、古材、端材)に利用される木の種類を外材、唐木材、国産材別に以下のページから確認できます。