カリマンタンエボニーは、縞黒檀の仲間になります。原産地は、インドネシアのカリマンタン島になります。日本国内の流通において、縞黒檀とカリマンタンエボニーは同種として扱われることがありますが、縞黒檀の原木とカリマンタンエボニーの原木を比較してみると、カリマンタンエボニーの方が心材の色が褐色で、縞模様もはっきりしている種類が多いように感じます。また縞と縞の間の間隔も広く離れています。実際に縞黒檀とカリマンタンエボニーを比較した写真をご紹介します。
カリマンタンエボニー
概要
カリマンタンエボニーの概要です。
- 産地:インドネシアカリマンタン島
- 科・属:カキノキ科カキノキ属
- 樹形:広葉樹
- 気乾比重:1.15
コクタン(黒檀)の種類
黒檀の種類は、カキノキ科カキノキ属の中に含まれるインド黒檀(真黒・本黒檀)、セイロンエボニー(真黒・本黒檀)、青黒檀(本黒檀)、カメルーンエボニー(真黒)、マダガスカルエボニー(真黒)、縞黒檀、カリマンタンエボニー、アマラ黒檀、ブラックアンドホワイトエボニー(斑入黒檀)、琉球黒檀(八重山黒檀)と、マメ科に含まれるアフリカンブラックウッドに分類されてきます。整理すると以下の内容となります。
カキノキ科カキノキ属の黒檀
マメ科の黒檀
上記内容は、家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店で得られた情報や、実際に購入した端材、古材、一枚板を手にした時の個人的主観でまとめている情報などが含まれております。木の種類についてより詳しい内容を知りたい場合は、市販の樹種事典を参考にされることをおすすめいたします。
木の種類
無垢材(一枚板、古材、端材)に利用される木の種類を外材、唐木材、国産材別に以下のページから確認できます。