青黒檀は、タイ原産のとても珍しい黒檀です。原木を入手する事は現状とても難しく、商品として市場に出回っているのは箸やボールペン、キーホルダーなどのアクセサリー類がメインとなります。海外の文献上もあまり情報がなく、成長がとても遅く小さな樹種というような記載ぐらいしかありません。青黒檀に青が付く理由は、製材時に切り落として空気に触れた面が青緑がかって見えるためです。原産地のタイでは、青黒檀の天然木の伐採が禁止されているため、現状国内で流通している青黒檀は極わずかとなっています。
アオコクタン(青黒檀/本黒檀)
概要
アオコクタン(青黒檀/本黒檀)の概要です。
- 産地:タイラオス
- 科・属:カキノキ科カキノキ属
- 樹形:広葉樹
- 気乾比重:1.15
一枚板
ステッキ専門店「ラカッポ」(東京数寄屋倶楽部)で撮影させていただいたアオコクタン(青黒檀/本黒檀)の一枚板です。
コクタン(黒檀)の種類
黒檀の種類は、カキノキ科カキノキ属の中に含まれるインド黒檀(真黒・本黒檀)、セイロンエボニー(真黒・本黒檀)、青黒檀(本黒檀)、カメルーンエボニー(真黒)、マダガスカルエボニー(真黒)、縞黒檀、カリマンタンエボニー、アマラ黒檀、ブラックアンドホワイトエボニー(斑入黒檀)、琉球黒檀(八重山黒檀)と、マメ科に含まれるアフリカンブラックウッドに分類されてきます。整理すると以下の内容となります。
カキノキ科カキノキ属の黒檀
マメ科の黒檀
上記内容は、家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店で得られた情報や、実際に購入した端材、古材、一枚板を手にした時の個人的主観でまとめている情報などが含まれております。木の種類についてより詳しい内容を知りたい場合は、市販の樹種事典を参考にされることをおすすめいたします。
木の種類
無垢材(一枚板、古材、端材)に利用される木の種類を外材、唐木材、国産材別に以下のページから確認できます。