数寄屋師(数奇屋大工)とは

普段生活していると、「数寄屋師」という言葉とは無縁なのですが、木材に興味を持つと今まで触れたことがないような言葉を目の当たりにすることがあります。私にとって、「数寄屋師」という言葉もその一つです。数寄屋師とは、規模が小さい茶室などを手がける大工です。数奇屋大工、数寄屋師などと呼ばれています。大工には、よく聞く宮大工(堂宮大工)、町屋大工と数寄屋大工がいます。それぞれの違いは以下の通りとなります。

宮大工、町屋大工、数寄屋師の違い

宮大工(堂宮大工)

宮大工(堂宮大工)とは、主に社寺建築を手がける大工です。お寺や神社などの境内にある山門、手水舎、客殿、棟、鐘楼、本堂などの建築を主に担当します。

町屋大工

町屋大工とは、住宅建設をてがける大工です。町屋大工の中には、茶室を手がける大工もいるそうです。

数寄屋師(数奇屋大工)

数奇屋大工とは茶室など、小規模でも丸太を利用するなど、特殊な技術を必要とする大工です。特殊な知識と経験が必要な大工です。梶本銘木店新木場本社1階にある茶室「木楽庵」は、現代の名匠数寄屋師「山本 隆章氏」によって作られています。数寄屋師の詳細については、以下の書籍が参考になります。

梶本銘木店新木場本社の茶室「木楽庵」については、以下のページでまとめています。

梶本銘木店新木場本社の茶室「木楽庵」

梶本銘木店新木場本社「世界の優良銘木展示場」を訪問

新木場にある梶本銘木店新木場本社「世界の優良銘木展示場」を訪問してきました。梶本銘木店はとても歴史がある銘木店であると同時に、新木場の本社は世界の優良銘木展示場が併設されるほど、もの凄い広大な敷地に世界の銘木があります。梶本銘木店が創業したのは昭和10年で、日本ではなく中国北京が発祥の地です。戦後の昭和22年に東京都江東区深川富岡町にて、(株)梶本銘木店が開業し、(株)東京新建材社の新規設立や、江戸川営業所、千葉営業所、練馬営業所、成田営業所などの設立を経て、昭和55年に現在の新木場に本社が移転してきたそうです。梶本銘木店新木場本社敷地内は、1階工場北山杉絞丸太茶室「木楽庵」2階には、珍しい水車板なども販売されている端材コーナー3階には、一枚板、座卓、床柱、自然木などの販売フロアがあります。実際に一枚板の購入検討をしながら、梶本銘木店新木場本社を訪れてきた様子をまとめてみたいと思います。

梶本銘木店新木場本社「世界の優良銘木展示場」を訪問


一枚板販売店訪問記

一枚板販売店訪問記では、実際に訪れた一枚板を販売している家具店一枚板専門店材木店・銘木店についての情報をまとめています。実際に様々な店舗を訪れたり、インターネットを通じて一枚板を購入してみるとなぜか感じるのが、販売店によって一枚板に特徴があるという点です。その特徴が具体的に何なのか?という点を分かりやすく説明するのは難しいのですが、一枚板を販売する気持ちや想いの特色が、一枚板に乗り移っているような感覚が私にはあります。一枚板は唯一無二な全てが一点モノの無垢材という点は、一枚板を販売する世界中にあるお店に共通する点ですが、訪れる店舗によってそのお店の特徴が出るのは、一枚板を仕入れたり、作り上げたり、販売したりする人の気持ちや考え、方針の違いのためなのだと思います。本ページは、一枚板を購入する側の立場で、実際に訪れた店舗にて、写真撮影をさせていただいております。お店に訪れる前の雰囲気の確認などでご活用ください。

一枚板販売店訪問記

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