柾目挽きの基本をご紹介いたします。
目次
柾目挽の基本について
十文字挽き(じゅうもじびき)
「A」の挽き方は、柾目挽きの基本、十字に墨掛けをするので、十文字挽き(じゅうもんじびき)と言われています。図では、A、B、C、Dと年輪に直角に挽くので、4丁共本柾(ほんまさ)、柾盤と言われます。
米字挽き(よねじびき)
「B」の挽き方は、本柾(ほんまさ)8丁取る挽き方です。”米(こめの字そのままの挽き方)”で米字挽き(よねじびき)と言われています。8丁取るには、余程懐(ふところ)が効く丸太と言えます。
板や細かい建具等、柾全般を挽く挽き方の例
「C」の挽き方は、板や細かい建具等、柾全般を挽く挽き方の例です。E、F、Gは、本柾挽きと違い、どうしても年輪に対してわずかながら本柾盤より格下に評価されます。
※もちろん、年輪や原木の樹種違いが当然あります。あくまで基本の挽き方として解釈してください。
柾目挽きの基本についてのご紹介は以上です。続いて柾目のランクについてをご紹介いたします。
柾目について
柾目について、柾目の木取り、葉節(はふし)・針節(はりぶし)、柾目の評価が低い理由、柾目挽きの基本、柾目のランク、柾目の使い分けに分類しながらご紹介いたします。また、杢目(もくめ)の種類でご紹介させていただいております柾目杢(まさめもく)についてもあわせてご確認ください。
”木のいろはにほへと”わかりやすい木のお話し
一枚板比較では、木を愛してやまない方々の為に、もっとわかりやすく”木のいろはにほへと”と題して、木について解説するコーナーを新設しました。
50年近くも木に携わって来た方(木喰虫さん)のお話しです。普段聞けないお話しも飛び出すかもしれません。