マダガスカルエボニーは、アフリカマダガスカル原産の黒檀です。マダガスカルに生息する動植物は絶滅危惧種に該当する種類が多く、マダガスカルエボニーはワシントン条約のCITESⅡに該当する種類です。CITESⅡとはワシントン条約附属書の中では2番目に厳しい条約で、原産国のマダガスカルの許可が得れれば、国外への輸出ができる種類になりますが、黒檀に限らず爬虫類等の動植物含めて、CITESⅡレベルの生き物がマダガスカル以外の国に輸出される事は極めて稀です。ちなみにCITESⅠになると、国際間取引が完全にNGとなる生き物になってくるため、研究目的など以外の商用取引目的での流通がなされる事はありません。マダガスカルのCITESⅡは、CITESⅠに限りなく近い条約とみてよいと思います。マダガスカル原産の爬虫類を昔から飼育している関係で、ワシントン条約については少し知識があります。
マダガスカルエボニー(真黒)
概要
マダガスカルエボニー(真黒)の概要です。
- 産地:アフリカマダガスカル
- 科・属:カキノキ科カキノキ属
- 樹形:広葉樹
- 気乾比重:1.00
コクタン(黒檀)の種類
黒檀の種類は、カキノキ科カキノキ属の中に含まれるインド黒檀(真黒・本黒檀)、セイロンエボニー(真黒・本黒檀)、青黒檀(本黒檀)、カメルーンエボニー(真黒)、マダガスカルエボニー(真黒)、縞黒檀、カリマンタンエボニー、アマラ黒檀、ブラックアンドホワイトエボニー(斑入黒檀)、琉球黒檀(八重山黒檀)と、マメ科に含まれるアフリカンブラックウッドに分類されてきます。整理すると以下の内容となります。
カキノキ科カキノキ属の黒檀
マメ科の黒檀
上記内容は、家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店で得られた情報や、実際に購入した端材、古材、一枚板を手にした時の個人的主観でまとめている情報などが含まれております。木の種類についてより詳しい内容を知りたい場合は、市販の樹種事典を参考にされることをおすすめいたします。
木の種類
無垢材(一枚板、古材、端材)に利用される木の種類を外材、唐木材、国産材別に以下のページから確認できます。