クラロウォールナットは、ハインズウォールナットの株にヨーロピアンウォールナットを接木・挿木して出来たウォールナットになります。他の種類のウォールナットと比較すると、杢目が複雑に入り、表情が豊かです。その為、ギターを主とした楽器のボディー材としてよく見かけます。複雑に入り乱れる杢目を魅力的に感じる人と、ギラギラした杢目を毎日テーブルに座って眺めていると疲れてしまう人の二極に別れそうなウォールナットです。クラロウォールナットの表面に出る瘤杢は、ハインズウォールナットと、ヨーロピアンウォールナットを接木・挿木した際の拒絶反応によって生じています。
目次
クラロウォールナット
概要
クラロウォールナットの概要です。
- 産地:アメリカ西海岸
- 科・属:クルミ科
- 樹形:広葉樹
- 気乾比重:0.57~0.63(ウォールナットと同値を記載しています。)
一枚板
アトリエ木馬横浜店で撮影させていただいたクラロウォールナットの一枚板です。
アトリエ木馬吉祥寺店で撮影させていただいたクラロウォールナットの一枚板です。
アトリエ木馬五反田店で撮影させていただいたクラロウォールナットの一枚板です。
祭り屋東五軒町店で撮影させていただいたクラロウォールナットの一枚板です。表面には液体ガラス塗装がされていました。
東京銘木協同組合で撮影させていただいたクラロウォールナットの一枚板です。
ハインズウォールナットの株にヨーロピアンウォールナットを接木された部分が確認できる箇所を東京銘木協同組合で撮影させていただきました。
東京木材市場で撮影させていただいたクラロウォールナットの一枚板です。
ウォールナットの種類
ウォールナットは、ブラックウォールナット、ハインズウォールナットとも呼ばれます。アメリカオレゴン州産のウォールナットは、オレゴンブラックウォールナットと呼ばれています。
ウォールナットの杢目の種類
ウォールナットに出る杢目は以下の種類があります。
上記内容は、家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店で得られた情報や、実際に購入した端材、古材、一枚板を手にした時の個人的主観でまとめている情報などが含まれております。木の種類についてより詳しい内容を知りたい場合は、市販の樹種事典を参考にされることをおすすめいたします。
ウォールナット(ウォルナット)の一枚板
ウォールナットは、一枚板の木の種類の中では一番人気が高い外材になります。椅子やタンスなどインテリアに利用される木材の多くがウォールナットであることから、ウォールナットは人気の樹種となっています。ウォールナットの一枚板を探していると、「ウォールナットって、一体何種類あるんだ?」と思うぐらい沢山のウォールナットを見かけます。インターネットを利用して、ウォールナットの一枚板を探しているなかで見かけた名前を列記すると、ブラックウォールナット、オレゴンブラックウォールナット、ハインズウォールナット、クラロウォールナット、バストゥーンウォールナット、ヨーロピアンウォールナッナットっと、もはやなんだか沢山の種類があってよく分かりません。そしてしかも、パプアニューギニアウォールナットっという樹種も存在するのですが、ウォールナットがクルミ科なのに対して、パプアニューギニアウォールナットは、ウルシ科の樹種となるため、ウォールナットとは全然別の種類となってきます。本ページでは、沢山あるウォールナットの種類を一つ一つ紐解きながら、その違いや特徴などについてまとめています。
木の種類
無垢材(一枚板、古材、端材)に利用される木の種類を外材、唐木材、国産材別に以下のページから確認できます。