無垢材の乾燥について

伐採されたばかりの無垢材は、飽水状態のため、自由水と結合水を大量に含んでいます。一枚板であれば短いもので3年、長いものになると10年、自然乾燥が行なわれ、飽水状態から、生材状態繊維飽和点気乾状態を経て全乾状態割れや反りが発生しずらい木材へと変化します。この変化の過程が自然乾燥、天然乾燥と呼ばれるもので、古材においても自然乾燥が行なわれています。自然乾燥が行なわれた木材は、強度が高いという利点があり、全乾状態の木材は変化が起こりづらい安定した板でもあります。人工乾燥とは、一枚板のような大きな板をテーブルとして利用する場合において、強制的に人間が作り出した機械によって乾燥を行なうことで、より割れや反りが発生しにくい真っ直ぐな板を作り出す方式になります。自然乾燥(天然乾燥)と人工乾燥について、それぞれ以下にまとめていきます。



無垢材の乾燥について

無垢材の乾燥は、大きく自然乾燥と人工乾燥に分かれます。古材については、自然乾燥。一枚板においては、自然乾燥の状態で販売されている場合と、人工乾燥まで行なわれた状態で販売されている場合とに大きく分かれます。材木店、銘木店おいては、自然乾燥の状態で一枚板が販売されている事がほとんどで、一枚板専門店や、家具屋で販売されている一枚板は、人工乾燥まで行なわれたものが販売されていることがあります。割れや反りが発生しない安定した一枚板は、人工乾燥まで行なわれていることであるという意見を聞くこともあれば、銘木店でお話を伺うと、人工乾燥が世の中に出て数年しか経過していないのに、人工乾燥が良いとは言い切れないと言った意見なども耳にすることがあります。一枚板古材といった無垢材を購入する際によく耳にする自然乾燥、人工乾燥について以下にまとめてみます。

自然乾燥とは

自然乾燥とは、伐採されたばかりの水分を大量に含んだ木材を3年から10年ぐらいの年月をかけて乾燥させていく工程になります。3年から10年という年月期間に幅があるのは、一枚板のサイズが大きくなればなるほど自然乾燥の期間が長くなるのと、樹種の種類によって乾燥しやすいものとしづらいものがあるという理由のためです。自然乾燥は、飽水状態生材状態繊維飽和点気乾状態全乾状態という過程で、無垢材を乾燥させていく状態になります。一枚板と販売されている無垢材は、気乾状態まで終えた無垢材で、理想の含水率は15%以下とされています。自然乾燥の具体的な内容について、以下でまとめていきます。

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人工乾燥とは

人工乾燥とは、自然乾燥によって含水率15%まで落ちた一枚板を更に低温式人工乾燥、高周波プレスという2つの工程を経て更に乾燥を行なう事によって、割れや反りが発生しづらい安定した一枚板を作り出すという工程になります。人工乾燥の最終工程である高周波プレスによる乾燥を行なうことで、無垢材に含まれる含水率を5から6パーセントまで落とすことができるとされています。

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一枚板購入時の基礎知識

一枚板が通常の家具と大きく違う点は、無垢材で出来ているということです。無垢材で出来ているという事は、割れや反りなどが発生する可能性があり、その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる一枚板の特徴でもあります。割れたり反ったりした場合、修理してくれる家具店や一枚板専門店もありますが、もともと工務店などに対して一枚板を販売しているような材木店や銘木店は、「一枚板は、必ず変化するもの。」という前提条件のもと小売販売を行なう店舗も沢山あります。一枚板を購入するということは、割れや反りが発生するものという点を必ず理解した上で、購入する事がとても大切になってきます。自然のままの素材である無垢材で出来た一枚板は、「触れたり眺めたりすると自然のパワーを感じる。」という方もいれば、「世界にたった一つしかない完全オリジナルな家具。」という点に魅力を感じる方も多くいます。でも、そんな魅力的な一枚板を実際に購入しようとすると、「どこで購入できるのだろう?」、「どんな種類があるんだろう?」、「含水率って何?」、「割れや反りが発生しない一枚板って無いの?」、「価格が安い無垢材から自ら塗装まで仕上げられないの?」といった沢山の疑問が出てきます。一枚板を購入する側の立場で、いろいろと疑問に思った事などを自らの体験談をもとに、一枚板購入前の基礎知識としてまとめてみました。

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