胡粉(ごふん)汚し加工についてのご紹介です。

胡粉(ごふん)汚し加工について

胡粉(ごふん)汚し加工は、京都大徳寺孤篷庵(こほうあん)忘筌席(ぼうぜんせき)の茶室に見られる仕上げ方法で、昔は天井面にカンナを掛けた後、胡粉(カキ・貝殻など乳鉢で粉にした物)に石灰を水や布糊(ふのり)を溶かしたものを板面に塗り、その後板面に山砂を撒いて押板を当て、擦り(こすり)上げた加工です。最初のおしろいを塗った感が重要でしがた、その後この加工方法は、詫びた趣きさを大切にする料亭や茶室の天井に広く用いられます。洗い出し加工と胡粉(ごふん)汚し加工は、ミックスな加工方法です。

写真①は料亭玄関天井、写真②は茶室広間に胡粉(ごふん)汚し加工
が用いられた例です。

料亭玄関天井

写真①:料亭玄関天井

茶室広間に胡粉(ごふん)汚し加工が用いられた例

写真②:茶室広間に胡粉(ごふん)汚し加工が用いられた例

よくある質問と回答

Q:なぜ胡粉(ごふん)汚しをするのですか?

A:京都大徳寺孤篷庵(こほうあん)に行って見られるとわかります。当時電灯が無い時代、部屋の灯火(ロウソク)が唯一の光源です。天井が高い部屋など、特に暗さが増します。天井に胡粉(ごふん)塗りを施す事により、夜など昼と違って天井面がぼんやりとでも部屋が明るくなります。昔の人の生活の知恵から生まれた産物とも言えます。この建物を建てた茶人の小堀遠州は、庭先に積もった白い雪景色をその光を取り入れる為、庭に面した障子にもアイディアを取り入れています。このような昔の加工方法を現代には、侘び寂びを追究するデザインの一部にも使われます。

板の仕上げの方法について

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”木のいろはにほへと”わかりやすい木のお話し

木喰虫一枚板比較では、木を愛してやまない方々の為に、もっとわかりやすく”木のいろはにほへと”と題して、木について解説するコーナーを新設しました。

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