「A」「B」は”抱き(だき)”と呼ばれます。大面を中心に、両脇面を抱え込んでいるため、略して抱き(だき)と言います。化粧面の表示(無地)について、平一面無地、かね無地、三方無地、四方無地に分類してご紹介いたします。
柱の化粧面の表示(無地)について
平一面無地
○印のみ節や傷の無い物(柱・材)を平一面無地(ひらいちめんむじ)と呼びます。板材にしても同じ表現がされます。
かね無地
○2面節や傷の無い物(柱・材)を二面無地、大工道具の曲尺(かねじゃく)の形から”かね無地”と呼びます。
三方無地
○3面節や傷の無い物(柱・材)を三面無地・三方無地(さんぽうむじ)と呼びます。
四方無地
○4面節や傷の無い物(柱・材)を四面無地(よんめんむじ)・四方無地(よんぽうむじ)とも呼びます。
このように柱材1つとっても、傷・節の有無は等級に強く左右されます。上記4つのグレードで、一番良い材は、四方無地となります。
化粧面の表示(無地)についてのご紹介は以上です。続いて四方柾柱(しほうまさばしら)についてをご紹介いたします。
角材(かくざい)について
角材(かくざい)について、角柱のサイズによる呼び方、柱材の名称、化粧面の表示(無地)、四方柾柱(しほうまさばしら)、前杢柱(まえもくばしら)、後平角(ごひらかく)、丸材から板材への変化、角材についての復習に分類しながらご紹介いたします。
”木のいろはにほへと”わかりやすい木のお話し
一枚板比較では、木を愛してやまない方々の為に、もっとわかりやすく”木のいろはにほへと”と題して、木について解説するコーナーを新設しました。
50年近くも木に携わって来た方(木喰虫さん)のお話しです。普段聞けないお話しも飛び出すかもしれません。