四方柾柱(しほうまさばしら)とは、柱の四面が全て柾目になる様に挽かれた柱の事を指します。

四方柾柱(しほうまさばしら)について

四方柾柱(しほうまさばしら)について

四方柾柱(しほうまさばしら)について

四方柾柱(しほうまさばしら)の条件として真円に近い丸太で、末と元の径が大体同じ径で、良く年輪が積んでいる材が最適です。口で言えば簡単ですが、これに似合う丸太はなかなかありません。木材業者でも、一生の内、これと言った四方柾柱(しほうまさばしら)は挽けません。材積中無駄になる面が多く、挽こうと思っても勇気が必要です。元々普請道楽の方が、1ペン建ててみたい家です。家の柱は全て柾柱、特に床柱は樹種に凝り、四方柾天井造作材全て柾目は、現代においては夢の又夢の世界です。

杉の四方柾(しほうまさ)角柱です。拡大して見て下さい。

杉の四方柾(しほうまさ)角柱

杉の四方柾(しほうまさ)角柱

床柱、落掛全て四方柾を使った和室です。天井板も全て柾目で統一されています。建築の真・行・草(しんぎょうそう)の内、格式高い”真”の扱いです。

床柱、落掛全て四方柾を使った和室

床柱、落掛全て四方柾を使った和室

四方柾柱(しほうまさばしら)についてのご紹介は以上です。続いて前杢柱(まえもくばしら)についてをご紹介いたします。

角材(かくざい)について

角材(かくざい)について、角柱のサイズによる呼び方柱材の名称化粧面の表示(無地)四方柾柱(しほうまさばしら)前杢柱(まえもくばしら)後平角(ごひらかく)丸材から板材への変化角材についての復習に分類しながらご紹介いたします。

角材(かくざい)について


”木のいろはにほへと”わかりやすい木のお話し

木喰虫一枚板比較では、木を愛してやまない方々の為に、もっとわかりやすく”木のいろはにほへと”と題して、木について解説するコーナーを新設しました。

50年近くも木に携わって来た方(木喰虫さん)のお話しです。普段聞けないお話しも飛び出すかもしれません。

”木のいろはにほへと”わかりやすい木のお話し