花梨(カリン)は、東南アジア原産のマメ科の広葉樹です。一見、アフリカ原産のブビンガにも似た木材で、ブビンガ同様、一枚板としては瘤杢をよく見かける樹種でもあります。気乾比重が高く、厚さが10センチを超えるようなサイズになってくると、かなりの重厚感があります。心材は赤に近い褐色なのに対して、辺材は褐色をしています。高級家具の素材としても有名で、人気がある樹種です。
カリン(花梨)
概要
カリン(花梨)の概要です。
- 産地:東南アジア
- 科・属:マメ科
- 樹形:広葉樹
- 気乾比重:0.81~0.90
一枚板
アトリエ木馬五反田店で撮影させていただいたカリン(花梨)の一枚板です。
アトリエ木馬横浜店で撮影させていただいたカリン(花梨)の一枚板です。
梶本銘木店新木場本社「世界の優良銘木展示場」で撮影させていただいたカリン(花梨)の一枚板です。
東京木材市場で撮影させていただいたカリン(花梨)の一枚板です。
ブビンガとカリンの判別方法
一枚板でよくみかけるブビンガとカリンですが、イマイチ見た目での判別方法がよく分からないことがあります。もともとブビンガは、カリンの代替品とされており、木材の扱い易さから、利用用途としてはカリンの方が重宝されています。ブビンガとカリンを判別する主な方法としては、以下の2種類があります。
上記内容は、家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店で得られた情報や、実際に購入した端材、古材、一枚板を手にした時の個人的主観でまとめている情報などが含まれております。木の種類についてより詳しい内容を知りたい場合は、市販の樹種事典を参考にされることをおすすめいたします。
木の種類
無垢材(一枚板、古材、端材)に利用される木の種類を外材、唐木材、国産材別に以下のページから確認できます。