ブビンガとカリンの判別方法
一枚板でよくみかけるブビンガとカリンですが、イマイチ見た目での違いがよく分からないことがあります。もともとブビンガは、カリンの代替品とされており、木材の扱い易さから、利用用途としてはカリンの方が重宝されています。ブビンガとカリンを判別する主な方法としては、以下の2種類があります。
ブビンガとカリンの判別方法
- ブビンガには、縮杢のような交差木理が出やすいのに対して、カリンは交差木理はほとんど出ないとされています。
- カリンは幅が2尺(60センチメートル)ぐらいのサイズにしかならないのに対して、ブビンガは、1メートルを超える巨木になります。昔は幅1メートルぐらいのカリンもあったそうなのですが、カリンで幅が1メートル近い一枚板はかなり貴重でほとんど見かけないとされています。
カリン
カリンは、東南アジア原産のマメ科の広葉樹です。一見、アフリカ原産のブビンガにも似た木材で、ブビンガ同様、一枚板としては瘤杢をよく見かける樹種でもあります。気乾比重が高く、厚さが10センチを超えるようなサイズになってくると、かなりの重厚感があります。心材は赤に近い褐色なのに対して、辺材は褐色をしています。高級家具の素材としても有名で、人気がある樹種です。
ブビンガ
一枚板の無垢材として利用されるブビンガの特徴についてのご紹介です。ブビンガは、アフリカの熱帯雨林に生息する広葉樹です。耐久性にとても優れた無垢材で、虫の被害になりにくい無垢材でもあります。一枚板以外では、家具、ドア、彫刻から、日本の和太鼓にも利用されている無垢材になります。ブビンガは、一枚板の無垢材の種類の中では、三番目に人気が高い種類となります。一枚板で人気の無垢材ベスト3と人気の理由について、以下のページでまとめています。
一枚板の種類
一枚板テーブルとして販売される樹種は、大きく分けて海外から輸入される外材と、日本国内で伐採された国産材の2種類に分類されます。国産材は様々な美しい杢目が出て、表情がとても豊かな樹種が多いのに対して、ウォールナットなどの外材は、タンスや椅子など他の家具でも利用されている樹種であることから、インテリアとしての統一感を出しやすいということから人気が高いです。一枚板テーブルとして販売されている主な樹種について、以下のページでまとめています。
一枚板人気ランキング
一枚板には沢山の樹種の種類があります。日本全国で一枚板を販売している店舗で取り扱われている一枚板の樹種で在庫数が多いほど人気が高い事が言えます。実際に調査を行なってみたところ、ウォールナットが一枚板として販売されている割合が最も高く全体の23.2%。続いて栃(トチ)が人気で7.3%。その次がブビンガで5.4%という割合となっています。