一枚板で人気の種類は?日本全国の販売店にある在庫情報からランキング調査

一枚板で人気の無垢材ベスト3と人気の理由

一枚板で人気の無垢材ベスト3と人気の理由

一枚板には沢山の樹種の種類があります。日本全国で一枚板を販売している店舗で取り扱われている一枚板樹種で在庫数が多いほど人気が高い事が言えます。実際に調査を行なってみたところ、ウォールナット一枚板として販売されている割合が最も高く全体の23.2%。続いて栃(トチ)が人気で7.3%。その次がブビンガで5.4%という割合となっています。



人気の樹種

日本全国で一枚板を販売している店舗は、大きく分類すると家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店に分類されます。それぞれの特徴と価格については、以下のページでまとめています。

関連記事:どこで購入する?一枚板を購入できる場所とそれぞれの特徴と価格

実際に複数の店舗へ一枚板の購入検討で訪問したり、インターネットを通じて販売されている一枚板の在庫情報を調査してみると以下のデータが見えてきます。以下の内容は、2018年に調査した内容です。実際、東京銘木市場などに足を運んでみると、モンキーポッドの在庫数がとても多いので、乾燥が終われば市場に出回る一枚板の在庫数はモンキーポッドが多くなるのでは?など感じることもあるので、人気樹種のトレンドは、毎年変化するものと思われます。

※グラフはパソコン、もしくはスマートフォンを横にして参照可能です。

人気ベスト10

上記のグラフから一枚板テーブルとして販売されている樹種ベスト10をまとめると以下の通りとなります。

※スマートフォンからアクセスの場合は表が横スライドします。

順位 樹種名 国内市場に出回る在庫数の割合
1位 ウォールナット 23.181パーセント
2位 トチ 7.345パーセント
3位 ブビンガ 5.391パーセント
4位 ボセ 4.582パーセント
5位 ケヤキ 3.706パーセント
6位 チェリー 3.706パーセント
7位 サペリ 3.235パーセント
8位 ゼブラウッド 3.235パーセント
9位 ウエンジ 2.898パーセント
10位 クス 2.830パーセント

人気の樹種は、外材ではウォールナットが圧倒的です。国産材だとケヤキが最も人気が高い樹種となります。なぜウォールナットの人気が高いのか?というと、家具の多くがウォールナットで作られているため、部屋のインテリアのデザインにあわせやすいという点です。ケヤキについては、国産材の中でも特に杢目の表情が豊かで美しいという点があげられます。個人的には、ウォールナットよりも、表情豊かなケヤキの方が好きなのと、黒檀神代といった希少価値が高い樹種の方が好きです。第9位にウエンジがエントリーしていますが、ウエンジは、アフリカ原産の鉄刀木(タガヤサン)の仲間です。東南アジア原産になってくると、紫鉄刀木(ムラサキタガヤサン)ウエンジに近い樹種になってくるのですが、色が黒褐色で幅90センチを超えるテーブルサイズの一枚板となると、ウエンジでないとサイズがとれないため、ベスト10の中にウエンジがエントリーしているなどの理由があるのではないかと思います。

人気樹種の解説

1位:ウォールナット

ウォールナット

ウォールナット

ウォールナットは、クルミ科の落葉広葉樹になります。アメリカ東部全域や、アメリカ中部などに生息しています。美しい光沢がある無垢材であることから、一枚板でもとても人気が高い高級感ある無垢材になります。衝撃に強い無垢材であるため、一枚板以外にも、床、ドア、楽器など利用用途がとても広い無垢材になります。

関連記事:ウォールナット

2位:トチ

トチ

トチ

トチは、北海道や東北地方を中心に、日本全土に生息する落葉広葉樹です。中国でも生息していることが確認されています。木の質は、軽軟で加工がし易い無垢材であることから、彫刻材などにも利用されることが多い無垢材です。トチは木肌が白いほど希少価値があり、人気が高くなります。女性が好みそうな色合いをした綺麗な樹種です。

関連記事:トチ

3位:ブビンガ

ブビンガ

ブビンガ

ブビンガは、アフリカの熱帯雨林に生息する広葉樹です。耐久性にとても優れた無垢材で、虫の被害になりにくい無垢材でもあります。一枚板以外では、家具、ドア、彫刻から、日本の和太鼓にも利用されている無垢材になります。

関連記事:ブビンガ

ブビンガとよく似た樹種花梨(カリン)があります。見た目はほとんど区別がつかないほど似ています。花梨(カリン)は幅(直径)が60センチ以上になる事が稀で、テーブルとして利用される際には、ブビンガの方が在庫としては多く市場に出回っています。ブビンガと花梨(カリン)の判別方法については、以下のページでまとめています。

関連記事:ブビンガとカリンの判別方法

4位:ボセ

ボセ(アフリカンチェリー)

ボセ(アフリカンチェリー)

ボセ(アフリカンチェリー)は、中央アフリカに生息するセンダン科の広葉樹です。ホンジュラスマホガニーの代用材にされることがあります。アフリカ材ですが、ブビンガでよく見られるようなはっきりと目立つような交錯木理は出ません。心材は褐色で、辺材は黄色に近い褐色をしています。

関連記事:ボセ(アフリカンチェリー)の特徴

5位:ケヤキ

ケヤキ

ケヤキ

欅(ケヤキ)は、日本を代表するニレ科ニレ属の広葉樹です。欅(ケヤキ)は海外でも人気がある樹種で、海外では「ジャバニーズゼルコバ」の名で親しまれています。日本の気候は、世界でも稀な四季があるため、ケヤキに美しい杢目が出やすいという特徴がある点も海外からも人気の樹種である理由の一つです。ケヤキの杢目には、最高峰である如輪杢をはじめ、玉杢などの種類がよく出ます。また、ケヤキには青ケヤキと赤ケヤキがあります。欅(ケヤキ)の心材は、オレンジに近い褐色で、辺材は黄色に近い褐色をしています。

関連記事:欅(ケヤキ)の特徴

6位:チェリー

チェリー

チェリー

チェリーは、カナダ太平洋岸からパナマ東部に生息するバラ科サクラ属の広葉樹です。正式な名称はブラックチェリーです。ワイルドブラックチェリー、ワイルドチェリーといった呼び名もあります。八百屋で日本のさくらんぼよりも赤黒いブラックチェリーとして販売されている実を見かけたことがある人が多いと思います。日本に生息するサクラの中では、山桜(ヤマザクラ)と同じ樹種となります。心材は黄色に近い褐色なのに対して、辺材は白に近い褐色をしています。

関連記事:チェリーの特徴

7位:サペリ

サペリ

サペリ

サペリは、西アフリカ、中央アフリカなどに生息しています。心材は初め桃色ですが、時間の経過とともに、赤褐色に変化していくのが特徴です。また、柾目面にとても美しいリボン杢が現れることから一枚板の無垢材としても人気が高い種類となります。乾燥するまでとても長い時間がかかりますが、乾燥後に縮みや変形などが発生する事がほとんど無い無垢材となります。心材は少し赤みを帯びた褐色で、辺材は白っぽい褐色をしています。サペリに似た樹種として、コシポマホガニーがあります。

関連記事:サペリの特徴

8位:ゼブラウッド

ゼブラウッド

ゼブラウッド

一枚板無垢材として利用されるゼブラウッドの特徴についてのご紹介です。ゼブラウッドは、呼んで字のごとく、杢目がシマウマのような縞杢を持つ無垢材です。アフリカの熱帯雨林に生息する広葉樹です。磨くととても光沢がでる美しい無垢材で、一枚板以外には、家具や壁面、楽器などにも利用されています。杢目に表れる白い部分は夏に成長した部分で、逆に黒い部分は冬に成長した部分になります。夏と冬を何年も生き抜いていく中で、シマウマのようなゼブラ模様が出来上がってきます。非常に特徴が強い樹種で、女性よりも男性受けする方が多いです。ゼブラウッドに似た、アメリカ東部に生息するベリと呼ばれる種類の樹種も杢目の縞模様がはっきりと出ます。

関連記事:ゼブラウッドの特徴

9位:ウエンジ

ウエンジ

ウエンジ

ウエンジは、アフリカザイール原産のマメ科の樹種です。ウエンジの樹種名は、本来ミレシアと呼ばれミレシアにはアフリカ原産のウエンジと、東南アジア原産の紫鉄刀木(ムラサキタガヤサン)が含まれます。紫鉄刀木(ムラサキタガヤサン)心材は、明るい色合いなのに対して、ウェンジは黒に近い褐色をしています。辺材は、淡いオレンジ色です。

関連記事:ウエンジの特徴

10位:クス

クス

クス

楠(クス)は、クスノキ科の広葉樹です。日本では、関東から南側の気候が暖かい地域や、台湾や中国などにも広く生息しています。楠木の楠という文字には、「南」という文字が含まれている通り、南に生息する木であることを意味しています。耐久性に優れているというメリットがありますが、乾燥時には縮み易い場合が多い無垢材でもあります。クスは、芳香がとても強い木であることから、虫の害を防ぐ効果があり、昔から衣装箱用の無垢材としても利用されています。離れた場所にいると特に臭いませんが、鼻をクスの無垢材の間近まで近づけて臭いをかぐとシップのような感じの薬のような香りがします。

関連記事:楠(クス)の特徴

「一枚板で人気の種類は?日本全国の販売店にある在庫情報から調査」のご紹介は以上です。次に「一枚板の脚について」について、ご紹介いたします。

関連記事:一枚板の脚について

一枚板購入時の基礎知識

一枚板が通常の家具と大きく違う点は、無垢材で出来ているということです。無垢材で出来ているという事は、割れや反りなどが発生する可能性があり、その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる一枚板の特徴でもあります。割れたり反ったりした場合、修理してくれる家具店や一枚板専門店もありますが、もともと工務店などに対して一枚板を販売しているような材木店や銘木店は、「一枚板は、必ず変化するもの。」という前提条件のもと小売販売を行なう店舗も沢山あります。一枚板を購入するということは、割れや反りが発生するものという点を必ず理解した上で、購入する事がとても大切になってきます。自然のままの素材である無垢材で出来た一枚板は、「触れたり眺めたりすると自然のパワーを感じる。」という方もいれば、「世界にたった一つしかない完全オリジナルな家具。」という点に魅力を感じる方も多くいます。でも、そんな魅力的な一枚板を実際に購入しようとすると、「どこで購入できるのだろう?」、「どんな種類があるんだろう?」、「含水率って何?」、「割れや反りが発生しない一枚板って無いの?」、「価格が安い無垢材から自ら塗装まで仕上げられないの?」といった沢山の疑問が出てきます。一枚板を購入する側の立場で、いろいろと疑問に思った事などを自らの体験談をもとに、一枚板購入前の基礎知識としてまとめてみました。

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一枚板関連リンク

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