黒檀の特徴
黒檀とは、マメ科の仲間のアフリカンブラックウッドと、カキノキ科カキノキ属の広葉樹の中に分類されるインド黒檀(真黒・本黒檀)、セイロンエボニー(真黒・本黒檀)、青黒檀(本黒檀)、カメルーンエボニー(真黒)、マダガスカルエボニー(真黒)、縞黒檀、カリマンタンエボニー、アマラ黒檀、ブラックアンドホワイトエボニー(斑入黒檀)、琉球黒檀(八重山黒檀)が該当します。一枚板として日本国内で流通している黒檀は、縞黒檀がメインです。一枚板として販売されている黒檀は、縞黒檀の事を示している事が多いです。黒檀はとても成長が遅く、大きくならない木であることと、乱獲されワシントン条約や国の絶滅保護種指定がなされているため、一枚板として使えるような長さ、幅、厚さがある黒檀が数多く流通する事はほとんどありません。そして、数多くある様々な樹種の中でも気乾比重の値がとても高く、実際に持ち上げてみると木とは思えないような重さです。私自身は、普段全長2メートル26センチ、幅70センチ、厚さ10センチの貴重な黒檀の一枚板を仕事用のデスクとして利用しているのですが、大人4人でギリギリ持ち上げられるような重さです。黒檀は、紫檀、鉄刀木と並ぶ唐木三大銘木としても有名な樹種です。希少な黒檀について、現在手元にある原木の写真も織り交ぜながら、黒檀の仲間を種類別にまとめて整理してみたいと思います。
分類
黒檀の分類は、カキノキ科カキノキ属?マメ科?エボニー?黒檀?とわけが分からず難しいです。マメ科の仲間をピンク、カキノキ科カキノキ属の仲間を青にして、エボニーの仲間、黒檀の仲間を整理すると以下の内容になってきます。
本黒檀と真黒の分類
黒檀には希少価値が最も高い本黒檀と呼ばれる仲間と真黒と呼ばれる仲間に分類されます。本黒檀は、インド黒檀、セイロンエボニー、青黒檀です。インド黒檀とセイロンエボニーは本黒檀であると同時に、真黒と呼ばれる黒檀の仲間でもあります。真黒には、インド黒檀、セイロンエボニーの他に、カメルーンエボニー、マダガスカルエボニーが分類されています。
種類
黒檀の種類は、カキノキ科カキノキ属の中に含まれるインド黒檀(真黒・本黒檀)、セイロンエボニー(真黒・本黒檀)、青黒檀(本黒檀)、カメルーンエボニー(真黒)、マダガスカルエボニー(真黒)、縞黒檀、カリマンタンエボニー、アマラ黒檀、ブラックアンドホワイトエボニー(斑入黒檀)、琉球黒檀(八重山黒檀)と、マメ科に含まれるアフリカンブラックウッドに分類されてきます。整理すると以下の内容となります。
基本情報
以下の内容は、国内で一枚板として流通する数が多い縞黒檀の基本情報を記載しています。
学名
Diospyros celebica 学名一覧
産地
インドネシアスラウェシ島 産地一覧
気乾比重
1.15 気乾比重とは
心材の色
黒に褐色の縞模様 心材とは
辺材の色
明るい茶褐色 辺材とは
黒檀のご紹介は以上となります。次にコシポをご紹介いたします。 関連記事:コシポ
唐木三大銘木
唐木三大銘木とは、黒檀、紫檀、鉄刀木です。インド、東南アジア、アフリカ原産の主に熱帯雨林に生息する樹種です。各樹種とも気乾比重の値がとても高く、硬くて重たいという特徴があります。唐木三大銘木である黒檀、紫檀、鉄刀木の特徴を以下にまとめます。
一枚板の種類
一枚板テーブルとして販売される樹種は、大きく分けて海外から輸入される外材と、日本国内で伐採された国産材の2種類に分類されます。国産材は様々な美しい杢目が出て、表情がとても豊かな樹種が多いのに対して、ウォールナットなどの外材は、タンスや椅子など他の家具でも利用されている樹種であることから、インテリアとしての統一感を出しやすいということから人気が高いです。一枚板テーブルとして販売されている主な樹種について、以下のページでまとめています。
一枚板人気ランキング
一枚板には沢山の樹種の種類があります。日本全国で一枚板を販売している店舗で取り扱われている一枚板の樹種で在庫数が多いほど人気が高い事が言えます。実際に調査を行なってみたところ、ウォールナットが一枚板として販売されている割合が最も高く全体の23.2%。続いて栃(トチ)が人気で7.3%。その次がブビンガで5.4%という割合となっています。
関連記事:一枚板で人気の種類は?日本全国の販売店にある在庫情報からランキング調査
一枚板関連リンク
一枚板比較では、一枚板購入前に知っておくと便利な基礎知識、杢目の種類、一枚板に利用される樹種の種類、日本全国の一枚板販売店検索、一枚板販売店訪問記についてまとめています。