ベルトサンダー

ベルトサンダー

サンダーとは、大型のヤスリで大きな一枚板の表面を滑らかにしたり、ウレタン塗装など厚い塗装をはがしたりする際に利用する機材です。サンダーにはオービタルサンダー、コーナーサンダー(マルチサンダー)、ランダムサンダー、ベルトサンダーと主に4種類ありますが、一枚板の表面を加工したり、塗装をはがす際に利用されるのがベルトサンダーで、辺材部分の木の皮やトゲを削ぎ落とす際に利用されるのがコーナーサンダー(マルチサンダー)になります。大きな一枚板の表面を水平にするのにベルトサンダーを利用しても、なかなか素人には水平まで出すことができません。材木店で幅90センチを超える一枚板を購入した際には、材木店側でプレーナー加工を行なってもらい、辺材部分のみコーナーサンダー(マルチサンダー)にて、自ら仕上げるのが無難です。

カンナ(プレーナー)とヤスリ(サンダー)の違い

一枚板の購入を材木店で検討している際によく見かけるのがプレーナーとサンダーという言葉です。この2つの言葉を日本語に置き換えると、プレーナーはカンナ、サンダーはヤスリです。どちらの道具も一枚板の表面を綺麗に均すものですが、プレーナーは板の表面をそぎ落としながら平行を出すのに対して、サンダーは木の表面を削る動作になってきます。つまり大型のプレーナーを利用すれば、幅が広い一枚板の表面を薄くそぎ落としながら、あわせて平行が出せます。これに対してヤスリの場合は、幅が広い一枚板だと熟練した職人であれば平行が出せるものの、素人で平行を出すのは難しく表面を綺麗に仕上げる部分までしか正確にはできません。カンナとヤスリの違い、それ以外にあるのでしょうか?

カンナ(プレーナー)とヤスリ(サンダー)の違い

「サンダー加工とは」のご紹介は以上です。次に「ブックマッチ(二枚接ぎ)とは」について、ご紹介いたします。

ブックマッチ(二枚接ぎ)とは

一枚板購入前に知っておきたい専門用語

私のように木を扱う仕事と無縁な方は、一枚板を購入しようと、様々な一枚板専門店に足を運ぶと、今まで聞いたことが無いような専門用語を数多く耳にすることがあるかと思います。本ページでは、一枚板を購入する立場で、一枚板購入前に知っておくと便利な専門用語についてまとめてみたいと思います。

一枚板購入前に知っておきたい専門用語


一枚板購入時の基礎知識

一枚板が通常の家具と大きく違う点は、無垢材で出来ているということです。無垢材で出来ているという事は、割れ、反り、ねじれなどが発生する可能性があり、その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる一枚板の特徴でもあります。割れたり反ったりした場合、修理してくれる家具店や一枚板専門店もありますが、もともと工務店などに対して一枚板を販売しているような材木店や銘木店は、「一枚板は、必ず変化するもの。」という前提条件のもと小売販売を行なう店舗も沢山あります。一枚板を購入するということは、割れや反りが発生するものという点を必ず理解した上で、購入する事がとても大切になってきます。自然のままの素材である無垢材で出来た一枚板は、「触れたり眺めたりすると自然のパワーを感じる。」という方もいれば、「世界にたった一つしかない完全オリジナルな家具。」という点に魅力を感じる方も多くいます。でも、そんな魅力的な一枚板を実際に購入しようとすると、「どこで購入できるのだろう?」、「どんな種類があるんだろう?」、「含水率って何?」、「一枚板テーブルの塗装の種類と違いって何?」、「割れや反りが発生しない一枚板って無いの?」、「価格が安い無垢材から自ら塗装まで仕上げられないの?」といった沢山の疑問が出てきます。一枚板を購入する側の立場で、いろいろと疑問に思った事などを自らの体験談をもとに、一枚板購入前の基礎知識としてまとめてみました。

一枚板購入前に知っておくと便利な基礎知識