岩手県一関にあるさんもく近江銘木(株)を2泊3日にて訪問してきました。岩手県を訪れるのは中学生の頃行なっていた剣道の部活で、全国大会の強化練習をするために三陸を訪れて以来のため、数十年ぶりです。事前の下調べで、平泉の世界遺産、中尊寺金色堂内で紫檀と象牙が使われている事を知っていたのと、岩手県に来たからには奇跡の一本松を訪れておきたいと考えていたため、近江さんにお会いする前日の早朝4時に高速バスで岩手県一関駅へ到着。始発の大船渡線に乗車したところからさんもく近江銘木(株)訪問が開始しました。今回の岩手県訪問では、無垢材がどのような場所でどのような使われ方をしているのか?もあわせて調査してきました。訪れた場所は、さんもく近江銘木(株)、一関木材流通センター、世界遺産の中尊寺、毛越寺、達谷窟毘沙門堂、奇跡の一本松、古民家カフェまんまるや(cafe manmaruya)、cafe徳蔵、AKG Sound Design(AKG工房)となります。
目次
さんもく近江銘木(株)
岩手県一関にあるさんもく近江銘木(株)とあわせて一関木材流通センターを訪問してきました。
無垢材放浪記
古材、銘木がどのような場面でどのように使われているかを確認し、無垢材を活用してきた先人の知恵を目の当たりにしたいため平泉の世界遺産はじめ、様々な場所を訪問してきました。古民家カフェまんまるや(cafe manmaruya)、cafe徳蔵、AKG Sound Design(AKG工房)は、近江さんのお客様でもあります。
岩手県平泉の世界遺産
平泉の世界遺産を巡った理由は、中尊寺の金色堂で利用されている紫檀、象牙の確認。中尊寺創建時の古材を用いて再建された経蔵の確認。総ケヤキ造りの弁慶堂の確認です。毛越寺は、個人的に仏像がとても好きなため、近江さんのおかげで特別に本堂内部を拝観させていただきました。三尊形式で祀られた本尊の薬師如来、月光菩薩、日光菩薩。京都や鎌倉のお寺だと、通常三尊形式の周囲には、人間の煩悩の数に対応した8万4千の眷属夜叉を率いた十二神将が祀られるのに対して、毛越寺は四天王が祀られていました。これはどのような意味があるのだろうと考えながら、昔の人たちが深く想い描いた極楽浄土の世界観を感じてきました。恐らく境内の杉や欅で建てられた達谷窟毘沙門堂。どこでどのような無垢材が利用されているのかとあわせて、入手がとても困難な最強の御札「牛玉寳印」を手に入れてきました。
訪問スケジュール
今回さんもく近江銘木(株)を訪問したスケジュールの一覧です。
1日目
奇跡の一本松を訪れた後に、世界遺産での銘木の利用場面を確認。
2日目
さんもく近江銘木(株)の取材とあわせ、古民家カフェでの古材等の無垢材の利用場面を確認。
- 午前中よりさんもく近江銘木(株)事務所を訪問。
- 古民家カフェまんまるや(cafe manmaruya)を訪問。
- 古民家カフェまんまるや(cafe manmaruya)で昼食後、一関木材流通センターを訪問。
- 撮影取材のためさんもく近江銘木(株)倉庫を訪問。
3日目
世界遺産での無垢材の利用場面の確認とあわせ、古材や無垢材の利用場面を確認。
- 午前中より毛越寺を訪問。本堂内及び本尊薬師如来の撮影許可をいただき境内を撮影。
- 達谷窟毘沙門堂を訪問。毘沙門堂内部構造を確認しつつ最強の御札「牛玉寳印」を入手。
- 世嬉の一酒造(せきのいち)内にある大正時代の面影が残るcafe徳蔵を訪問。
- 木のスピーカー、アンプを製作しているAKG Sound Design(AKG工房)を訪問。
- 撮影取材のためさんもく近江銘木(株)事務所、倉庫を訪問。