ひでしな商店新木場事務所兼ストックヤードに引き続き、梁や柱、枕木、一枚板の無垢材が保管されている若洲ストックヤードを訪問しました。若洲ストックヤードへは、新木場事務所兼ストックヤードから車で砂町南運河を渡って5分ほどの場所にあります。ストックヤードは、勝手に入ることができません。今回はひでしな商店の社長、取締役の小林さんと共に、お店の車で連れて行っていただきました。ストックヤード内部の様子を撮影してきましたので、ご紹介いたします。
若洲ストックヤード
入口を入った正面がひでしな商店のストックヤードになります。ひでしな商店若洲ストックヤードは、古材に近い雰囲気で利用することを目的とした一枚板がほとんどです。古材として一枚板が入荷することは稀なので、古びた雰囲気の無垢材を削って、一枚板を古材のようは雰囲気で使いたいと思う人が訪れると楽しみながら商品を選ぶことができる場所です。
敷地内は、ひでしな商店以外の会社の木材置き場もあります。
奥へと進み突き当たった先にトラックが設置されている場所がひ、でなし商店のストックヤードとなります。
ストックヤード内は自由に見てもらっても構わないということだったので、一通り内部の様子を撮影させていただきました。
敷地内には、梁や柱、枕木、一枚板の無垢材、古材、建具などが雑多な状態で保管されています。しかも社長は、この状態でもどこに何があるか全て把握済みだというから驚きです。
こちらは珍しい神代ケヤキのフローリング材です。よく見るとMADE IN TAIWANの文字が記載されている通り、日本の神代ケヤキを台湾へ輸出して加工を行い、更に日本へ輸入したフローリング材です。私が神代がとても好きだということをお伝えしたら見せていただけました。まだ在庫があるように見えますが、半分以上は売れてしまったそうです。ちなみに私、神代も好きですが、台湾も好きで、台湾夜市のサイトも運営しています。
実際に箱の中身の神代ケヤキを見せていただきました。神代ケヤキのフローリングを見ることはなかなか無いよなっと思いました。
こちらは銅で出来た雨樋です。
若洲ストックヤードにも様々な在庫があります。
少しまとめて、ひでしな商店若洲ストックヤードで見た無垢材の一枚板をご紹介いたします。
まずはこちら、黒檀の一枚板です。長さが3メートル近くあった気がします。
ひでしな商店の一枚板は、古材風に利用したい人に適した商品です。実際、このように全体が灰色に変色している無垢材は、東京銘木協同組合でも沢山見かけたのですが、素人目からすると「これは削ると木の表情が出るのかな?」っと思ってしまうのですが、削るとちゃんと本来の木の表情が出てくるそうです。なので、ひでしな商店若洲ストックヤードにある一枚板を購入する際には、加工が必須となってきます。でも、ひでしな商店では加工ができないよな?っと思い質問をしてみたところ、新木場には何でもできる木材業者が集結しているので、自分たちでできないことは、周りと協力して行なえる体制が整っているから問題無いとのことでした。確かに、実際新木場で一枚板を販売する様々な店舗に足を運んで、一枚板の在庫確認をすると、自分たちのお店で保有できていない一枚板の在庫は、このお店だったらあるというふうに、他店の一枚板の在庫情報も把握していることに気が付きます。一枚板は全てが一点ものなので、逆に周りの店舗と協力して、自分たちのお店に無いものについては、他のお店とを紹介するという協力体制が整っている場所であることに気が付きます。
当日いきなり若洲ストックヤードを訪れて、一枚板を見ることはほぼ不可能です。新木場にある一枚板を販売している店舗全般に言えることですが、一枚板を求めて新木場へ訪れる際には、事前に一枚板を販売している店舗へ、希望の樹種、サイズなどを伝えて事前予約の連絡を入れることが必須です。
一枚板を古材風に使いたい場合は、ひでしな商店若洲ストックヤードの一枚板はおすすめです。
店舗情報
- 店舗名:ひでしな商店
- 住所:東京都江東区新木場3-4-11
- 電話:03-3522-0248
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:不定期
地図
ストリートビュー
ひでしな商店
新木場にあるひでしな商店を訪問してきました。新木場のひでなし商店は、新木場事務所兼ストックヤードと若洲ストックヤードの2箇所に大きく分かれます。新木場事務所兼ストックヤードには、黒柿と黒檀の一枚板が販売されていました。若洲ストックヤードには、様々な一枚板の在庫がありますが、一枚板を古材風に利用したい人向けの在庫となります。実際に新木場事務所兼ストックヤードと若洲ストックヤードを訪れて、撮影してきた様子を以下のページでまとめています。
一枚板販売店訪問記
一枚板販売店訪問記では、実際に訪れた一枚板を販売している家具店、一枚板専門店、材木店・銘木店についての情報をまとめています。実際に様々な店舗を訪れたり、インターネットを通じて一枚板を購入してみるとなぜか感じるのが、販売店によって一枚板に特徴があるという点です。その特徴が具体的に何なのか?という点を分かりやすく説明するのは難しいのですが、一枚板を販売する気持ちや想いの特色が、一枚板に乗り移っているような感覚が私にはあります。一枚板は唯一無二な全てが一点モノの無垢材という点は、一枚板を販売する世界中にあるお店に共通する点ですが、訪れる店舗によってそのお店の特徴が出るのは、一枚板を仕入れたり、作り上げたり、販売したりする人の気持ちや考え、方針の違いのためなのだと思います。本ページは、一枚板を購入する側の立場で、実際に訪れた店舗にて、写真撮影をさせていただいております。お店に訪れる前の雰囲気の確認などでご活用ください。