魚梁瀬杉(やなせすぎ)は、高知県東部の安芸郡馬路村北東部に広がる美林地域で採取される杉です。別名土佐杉とも呼ばれています。国によって管理されている保護林でもあります。2018年の初セリにおいては、1本の丸太が547万円と驚く価格が付いた杉でもあります。大変貴重な杉で、資源の減少を食い止めるために、2018年以降の伐採や供給は制限される杉です。既に伐採された原木から一枚板が流通する可能性があるかもしれませんが、魚梁瀬杉(やなせすぎ)の一枚板を今後見かける機会は少なくなるものと思われます。
目次
ヤナセスギ(魚梁瀬杉)
概要
ヤナセスギ(魚梁瀬杉)の概要です。
- 産地:日本(高知県)
- 科・属:スギ科スギ属
- 樹形:針葉樹
- 気乾比重:0.38
スギ(杉)の種類
スギ(杉)には、アキタスギ(秋田杉)、カスガスギ(春日杉)、キタヤマスギ(北山杉)、キリシマスギ(霧島杉)、サンブスギ(山武杉)、ジンダイスギ(神代杉)、ニッコウスギ(日光杉)、ヤクスギ(屋久杉)、ヤナセスギ(魚梁瀬杉)、ヨシノスギ(吉野杉)などの種類があります。このうち、アキタスギ(秋田杉)、キリシマスギ(霧島杉)、ジンダイスギ(神代杉)、ニッコウスギ(日光杉)、ヤクスギ(屋久杉)、ヨシノスギ(吉野杉)などが、一枚板として販売されています。
上記以外の杉の種類については、以下のページよりご確認できます。
スギ(杉)の種類上記内容は、家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店で得られた情報や、実際に購入した端材、古材、一枚板を手にした時の個人的主観でまとめている情報などが含まれております。木の種類についてより詳しい内容を知りたい場合は、市販の樹種事典を参考にされることをおすすめいたします。
スギ(杉)の一枚板
スギ(杉)は、日本特有の国産材として古くから一枚板として人気の高い樹種です。スギ(杉)は、床ノ間、床柱、建具など様々な場面で利用される無垢材でしたが、和風のイメージが強く、フローリングのリビングにスギ(杉)の一枚板は合わないせいか、家具店、一枚板専門店で、スギ(杉)の一枚板をみかけた事は一度もありません。しかし、高額なヤクスギ(屋久杉)の一枚板は販売されています。
木の種類
無垢材(一枚板、古材、端材)に利用される木の種類を外材、唐木材、国産材別に以下のページから確認できます。