葡萄杢(ぶどうもく)・葡萄杢目(ぶどうもくめ)のご説明です。
葡萄杢目(ぶどうもくめ)
写真①は、赤目柳(あかめやなぎ)の瘤から得られた珍しい葡萄杢目(ぶどうもくめ)です。写真②は、小笠原桑の瘤から得られた葡萄杢目(ぶどうもくめ)です。
誰が見ても、葡萄の粒の多さ、大小別に正に葡萄の房を連想させる、これぞ”葡萄杢(ぶどうもく)”です。
写真③④はクラロウォールナット瘤の輪切り材から得られた珍しい葡萄杢(ぶどうもく)です。写真④は、イギリス種との接木跡が残っています。現在粒の大小・甘さ等、いろいろ品質改良され進化しているブドウの世界です。姿形は世につれ変化しています。
実際の葡萄(ぶどう)の写真と、上記でご紹介した葡萄杢(ぶどうもく)を見比べてみてください。木の中に実際の葡萄(ぶどう)が見えてきませんか?
当時私が業界に入った頃に覚えさせられた栃(トチ)のブドウ杢の代表例・欅(ケヤキ)の如鱗目(じょりんもく)と同じように私は当時からブドウ杢とは呼べ無いとずーっと思っていた写真例です。実際の葡萄(ぶどう)の写真と見比べてみてください。皆さんはどう思いますか?
葡萄杢・葡萄杢目のご紹介は以上です。続いて柾目杢をご紹介いたします。
杢目(もくめ)の種類
木の杢目(もくめ)には様々な種類があります。図は一本の杉原木からのいろいろな杢目を木取るイメージとなっていますが、このイメージから把握できる通り、同じ樹種でも木取る場所が異なれば、違う杢目(もくめ)が現れます。杉の例となりますが、杢目を木取る区分としては、白太(辺材)(しらた)、純白・白杢(じゅんぱく・しらもく)、源平・耳白杢(げんぺい・みみじろもく)、上杢目(じょうもくめ)、笹杢・中笹杢目(ささもく・なかささもくめ)、中板目(なかいため)、中杢目(なかもくめ)、追い柾・荒柾(あらまさ)、本柾目(ほんまさめ)に分類されます。杢目(もくめ)の種類をご確認いただく前に、木目(もくめ・きめ)と杢目(もくめ)の違いについて、杢目(もくめ)と斑杢(ふもく)の違いについて、杢目はどうして生まれるのか?も合わせてご確認ください。
”木のいろはにほへと”わかりやすい木のお話し
一枚板比較では、木を愛してやまない方々の為に、もっとわかりやすく”木のいろはにほへと”と題して、木について解説するコーナーを新設しました。
50年近くも木に携わって来た方(木喰虫さん)のお話しです。普段聞けないお話しも飛び出すかもしれません。