神代欅は、灰色がかったような黒いものから、一部は無垢な状態を残しつつも、一部が灰色に変色したような材質のものから、ほとんど無垢の状態に近いような色味を残しつつも深みがある色合いのものまであります。一枚板として人気が高いケヤキ。ケヤキは日本を代表する広葉樹です。一枚板として利用される無垢材はとても人気があります。人気の理由としては、杢目が綺麗という点があげられます。中でもケヤキの玉杢は有名で人気があり、杢目が美しいほど希少価値が高まります。ケヤキは人気の樹種で、数多くの一枚板が流通していますが、反りなどの変化が発生しやすいとされているため、一枚板として利用する際、変化を生じさせたくない場合は、十分に乾燥させたケヤキの木材を選定する必要があります。
目次
ジンダイケヤキ(神代欅)
概要
ジンダイケヤキ(神代欅)の概要です。
- 産地:日本
- 科・属:ニレ科ケヤキ属
- 樹形:広葉樹
- 気乾比重:0.69(欅の気乾比重)
一枚板
東京木材市場で撮影させていただいたジンダイケヤキ(神代欅)の一枚板です。利用用途が不明な巾が狭い神代欅を見かける事はあるのですが、このような巾が広い神代欅の一枚板を見かける機会はなかなかありません。
ジンダイ(神代)の種類
ジンダイ(神代)には、ジンダイカツラ(神代桂)、ジンダイクス(神代楠)、ジンダイクリ(神代栗)、ジンダイケヤキ(神代欅)、ジンダイスギ(神代杉)、ジンダイタモ(神代佛)、ジンダイトチ(神代栃)、ジンダイナラ(神代楢)、ジンダイニレ(神代楡)などの種類があります。
上記内容は、家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店で得られた情報や、実際に購入した端材、古材、一枚板を手にした時の個人的主観でまとめている情報などが含まれております。木の種類についてより詳しい内容を知りたい場合は、市販の樹種事典を参考にされることをおすすめいたします。
ジンダイ(神代)の一枚板
神代とは、はるか2500年から2600年も昔、火山の噴火などによって地中に埋められてしまっていた埋もれ木の名称です。数少ない銘木として、神代木とも言われています。中には火山灰だけでなく、川底に何千年も前から埋まっており、河川工事などによって掘り起こされることがあります。神代木は、端材、数珠、箸置き、花台、工芸品、高級建築、一枚板などの利用用途があります。灰褐色である独特の色合いから、一般ユーザ好みというよりは、マニア向けの材です。希少性という点に着目すれば、価値は高いと感じるのですが、「現代における利用用途は何?」となると、扱いがとても難しい材です。
木の種類
無垢材(一枚板、古材、端材)に利用される木の種類を外材、唐木材、国産材別に以下のページから確認できます。