神代楡は、神代杉ほどみかけませんが、一枚板としては比較的見かける機会が多い樹種です。楡はニレ科の木で、ニレ科の中にはケヤキ属が含まれていることもあり、欅(ケヤキ)と比較される事が多い樹種でもあります。木の種類にもよりますが、一枚板として流通する機会が多いニレの木を見ていると柾目が細かく、板目は欅(ケヤキ)ほど大きな杢目にならないことから、欅(ケヤキ)よりも安定感がある樹種のように感じることがあります。
目次
ジンダイニレ(神代楡)
概要
ジンダイニレ(神代楡)
- 産地:日本
- 科・属:ニレ科ニレ属
- 樹形:広葉樹
- 気乾比重:0.60(楡の気乾比重)
一枚板
自ら保有しているジンダイニレ(神代楡)の一枚板です。
ジンダイ(神代)の種類
ジンダイ(神代)には、ジンダイカツラ(神代桂)、ジンダイクス(神代楠)、ジンダイクリ(神代栗)、ジンダイケヤキ(神代欅)、ジンダイスギ(神代杉)、ジンダイタモ(神代佛)、ジンダイトチ(神代栃)、ジンダイナラ(神代楢)、ジンダイニレ(神代楡)などの種類があります。
上記内容は、家具店、一枚板専門店、材木店、銘木店で得られた情報や、実際に購入した端材、古材、一枚板を手にした時の個人的主観でまとめている情報などが含まれております。木の種類についてより詳しい内容を知りたい場合は、市販の樹種事典を参考にされることをおすすめいたします。
ジンダイ(神代)の一枚板
神代とは、はるか2500年から2600年も昔、火山の噴火などによって地中に埋められてしまっていた埋もれ木の名称です。数少ない銘木として、神代木とも言われています。中には火山灰だけでなく、川底に何千年も前から埋まっており、河川工事などによって掘り起こされることがあります。神代木は、端材、数珠、箸置き、花台、工芸品、高級建築、一枚板などの利用用途があります。灰褐色である独特の色合いから、一般ユーザ好みというよりは、マニア向けの材です。希少性という点に着目すれば、価値は高いと感じるのですが、「現代における利用用途は何?」となると、扱いがとても難しい材です。
木の種類
無垢材(一枚板、古材、端材)に利用される木の種類を外材、唐木材、国産材別に以下のページから確認できます。