人工乾燥とは

人工乾燥とは、自然乾燥によって含水率15%まで落ちた一枚板を更に低温式人工乾燥、高周波プレスという2つの工程を経て更に乾燥を行なう事によって、割れや反りが発生しづらい安定した一枚板を作り出すという工程になります。人工乾燥の最終工程である高周波プレスによる乾燥を行なうことで、無垢材に含まれる含水率を5から6パーセントまで落とすことができるとされています。また、人工乾燥を行なうためには、天然乾燥によって含水率が20%以下まで落ちていることが必要となります。自然乾燥(天然乾燥)において、十分に含水率が落ちていない状態で人工乾燥を行なっても意味が無いことは、高周波プレス機を開発している山本ビニター株式会社さんに直接確認しています。



一枚板の乾燥の種類

一枚板の乾燥工程には、「自然乾燥」、「低温式人工乾燥」、「高周波プレス」の3種類があります。一般的に一枚板の乾燥というと自然乾燥の事を示すことが多く、この工程は「飽水状態」、「生材状態」、「繊維飽和点」、「気乾状態」、「全乾状態」という一連の乾燥過程を経て、繊維飽和点から更に木材に含まれる水分が蒸発し、細胞壁から結合水が抜け、周囲の湿度とバランスが取れた含水率15%の状態を作り上げるといった工程となります。気乾状態の一枚板は、含水率が15%の状態で、含水率が限りなく0%に近い全乾状態まで、人工的に持っていくための工程が「低温式人工乾燥」、「高周波プレス」となってきます。

自然乾燥

自然乾燥:含水率15%

自然乾燥は、含水率15%まで乾燥させる工程

自然乾燥は、5年から10年という長い年月をかけて、通気性を確保するために桟積み状態にした一枚板を自然環境下で乾燥させるという工程です。自然乾燥の過程には、「飽水状態」、「生材状態」、「繊維飽和点」、「気乾状態」、「全乾状態」という5種類があります。これらの過程を経て、自然乾燥においては一枚板が変化しづらいくなるとされる含水率15%の気乾状態となるまで、平均して5年から10年という長い年月がかかってきます。詳細については、以下のページでまとめています。

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低温式人工乾燥

低温式人工乾燥:含水率10%

低温式人工乾燥:含水率10%

低温式人工乾燥は、含水率10%まで乾燥させる工程

低温式人工乾燥は、自然乾燥によって、含水率15%まで落とされた一枚板を更に人工的に乾燥させて含水率10%まで下げる工程になります。40度に温度設定された人工の乾燥機に60日から90日入れることによって、厚さ5センチから8センチの一枚板が含水率10%まで落とされます。

高周波プレス

高周波プレス:含水率5%

高周波プレス:含水率5%

高周波プレスは、含水率5%まで乾燥させる工程

高周波プレスは、低温式人工乾燥によって含水率10%まで落とされた一枚板を更に乾燥させ含水率5%から6%まで下げることができます。高周波プレスの原理は電子レンジと同じで、高周波を一枚板にあてることによって、木の内部から水分を蒸発させることができます。一枚板の含水率を下げることができる高周波プレス機は、日本国内には数台しかないとされています。高周波プレスによって、含水率5、6%まで下げられた一枚板は、反りや割れがもっとも発生しづらい安定した状態となります。高周波プレスを開発している会社である山本ビニター株式会社さんに、高周波プレスって何なのか?を確認してきた内容を以下のページでまとめています。

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高周波プレスまで行なった一枚板を販売している店舗

高周波プレスまで行なわれた一枚板を販売している店舗は以下の通りとなります。

無垢材の乾燥について

伐採されたばかりの無垢材は、飽水状態のため、自由水と結合水を大量に含んでいます。一枚板であれば短いもので3年、長いものになると10年、自然乾燥が行なわれ、飽水状態から、生材状態繊維飽和点気乾状態を経て全乾状態割れや反りが発生しずらい木材へと変化します。この変化の過程が自然乾燥、天然乾燥と呼ばれるもので、古材においても自然乾燥が行なわれています。自然乾燥が行なわれた木材は、強度が高いという利点があり、全乾状態の木材は変化が起こりづらい安定した板でもあります。人工乾燥とは、一枚板のような大きな板をテーブルとして利用する場合において、強制的に人間が作り出した機械によって乾燥を行なうことで、より割れや反りが発生しにくい真っ直ぐな板を作り出す方式になります。自然乾燥(天然乾燥)と人工乾燥について、それぞれ以下にまとめていきます。

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一枚板購入時の基礎知識

一枚板が通常の家具と大きく違う点は、無垢材で出来ているということです。無垢材で出来ているという事は、割れや反りなどが発生する可能性があり、その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる一枚板の特徴でもあります。割れたり反ったりした場合、修理してくれる家具店や一枚板専門店もありますが、もともと工務店などに対して一枚板を販売しているような材木店や銘木店は、「一枚板は、必ず変化するもの。」という前提条件のもと小売販売を行なう店舗も沢山あります。一枚板を購入するということは、割れや反りが発生するものという点を必ず理解した上で、購入する事がとても大切になってきます。自然のままの素材である無垢材で出来た一枚板は、「触れたり眺めたりすると自然のパワーを感じる。」という方もいれば、「世界にたった一つしかない完全オリジナルな家具。」という点に魅力を感じる方も多くいます。でも、そんな魅力的な一枚板を実際に購入しようとすると、「どこで購入できるのだろう?」、「どんな種類があるんだろう?」、「含水率って何?」、「割れや反りが発生しない一枚板って無いの?」、「価格が安い無垢材から自ら塗装まで仕上げられないの?」といった沢山の疑問が出てきます。一枚板を購入する側の立場で、いろいろと疑問に思った事などを自らの体験談をもとに、一枚板購入前の基礎知識としてまとめてみました。

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一枚板関連リンク

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