キズが付きやすい一枚板の樹種は?

一枚板は、どんなに大切に使っていたとしてもキズが付きものです。一枚板でキズが付きやすい樹種は、「柔らかい木」です。その中でも特に柔らかいと感じるのは屋久杉などの杉の木と、ポプラです。様々な樹種の端材を購入しながら、実際に原木に触れることによって、柔らかさや硬さを確認しているとよく分かるのですが、屋久杉は木の繊維が柔らかく虫食いが多いのと、ポプラは昔工作で流行ったバルサ材にも質感が似ているほど軽さや柔らかさを感じます。

一枚板のキズ

こちらは屋久杉の一枚板についたキズです。一枚板を購入する際に、様々な一枚板を見ているとキズが付いていることが多いです。

一枚板のキズ

一枚板のキズ

こちらは屋久杉の原木の端材です。実際に触れてみると、杉の木の柔らかさをとても実感するのと、虫食いの跡が多いのが分かります。

屋久杉の原木端材

屋久杉の原木端材

こちらはポプラの原木です。ポプラはとても軽いのと、実際に触ってみるととても柔らかい材質なのがよく分かります。

ポプラの原木端材

ポプラの原木端材

無垢の一枚板にキズは付きものであり、キズを気にするよりも板の希少価値を気にする方がプライオリティは高い気がします。

一枚板のキズはどうすればよいのか?

一枚板についているキズが気になる場合はどうしたらよいのか?という点については、ウレタン塗装では無く、オイル塗装の際には、ヤスリで自ら削って補修を行なうという方法もありますが、ウレタン塗装の場合は自らの補正はできません。一枚板にキズは付きものなので、10年ぐらい使用してできたキズをまとめて、専門の業者さんに修理してもらうのが一番よい方法だと思います。

一枚板の割れ

キズよりも気になるのが、一枚板の割れです。無垢の一枚板に割れは付きものと思っておいた方がよいぐらい発生するものです。無垢の一枚板が割れるとどうなるのか?割れやすい樹種や補正方法について、以下のページにまとめてみました。

無垢の一枚板が割れるとどうなる?割れやすい樹種や補正方法

「キズが付きやすい一枚板の樹種は?」のご紹介は以上です。次に「一枚板で反りが発生しやすい樹種は?」について、ご紹介いたします。

一枚板で反りが発生しやすい樹種は?

無垢材の特徴

一枚板を購入する際には、無垢材は、どの樹種にしようかと多くの方が検討されるかと思います。無垢材の樹種には、傷付きやすい樹種反りやすい樹種割れやすい樹種人気の樹種など、種類によって様々な特徴があります。

関連記事:無垢材の特徴


一枚板購入時の基礎知識

一枚板が通常の家具と大きく違う点は、無垢材で出来ているということです。無垢材で出来ているという事は、割れ、反り、ねじれなどが発生する可能性があり、その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる一枚板の特徴でもあります。割れたり反ったりした場合、修理してくれる家具店や一枚板専門店もありますが、もともと工務店などに対して一枚板を販売しているような材木店や銘木店は、「一枚板は、必ず変化するもの。」という前提条件のもと小売販売を行なう店舗も沢山あります。一枚板を購入するということは、割れや反りが発生するものという点を必ず理解した上で、購入する事がとても大切になってきます。自然のままの素材である無垢材で出来た一枚板は、「触れたり眺めたりすると自然のパワーを感じる。」という方もいれば、「世界にたった一つしかない完全オリジナルな家具。」という点に魅力を感じる方も多くいます。でも、そんな魅力的な一枚板を実際に購入しようとすると、「どこで購入できるのだろう?」、「どんな種類があるんだろう?」、「含水率って何?」、「一枚板テーブルの塗装の種類と違いって何?」、「割れや反りが発生しない一枚板って無いの?」、「価格が安い無垢材から自ら塗装まで仕上げられないの?」といった沢山の疑問が出てきます。一枚板を購入する側の立場で、いろいろと疑問に思った事などを自らの体験談をもとに、一枚板購入前の基礎知識としてまとめてみました。

一枚板購入前に知っておくと便利な基礎知識

基礎知識

前の記事

無垢材の産地一覧
基礎知識

次の記事

無垢材の一枚板