一枚板のオイル塗装を自分自身(DIY)で実施する方法

一枚板テーブルの塗装は、主にオイル塗装ウレタン塗装液体ガラス塗装セラウッド塗装の4種類に分類されます。塗装無しという選択肢もありますが、無垢材一枚板を利用する際、汚れを防いだり割れや反りが発生するリスクを軽減させたり、綺麗な杢目を楽しむためにもいずれかの塗装は行なった方がよいとされています。素人でもDIYとして一枚板の塗装を自ら仕上げることができるのはオイル塗装になります。

関連記事:一枚板テーブルの塗装の種類(オイル塗装、ウレタン塗装、液体ガラス塗装、セラウッド塗装)と違いについて



オイル塗装のメリット

材木店、銘木店で購入した一枚板は、反りや割れを防ぐためにも、必ずオイル塗装した方がよいと言われています。また、オイル塗装を行なうと杢目が綺麗に浮かび上がり、一枚板の鑑賞性も高まります。

関連記事:オイル塗装の一枚板テーブルのメリット、デメリット

オイル塗装の準備

一枚板のオイル塗装を自ら実施する前に必要となるものは以下の通りとなります。

一枚板用のオイル

一枚板の仕上げ剤には様々な種類があります。

一枚板の仕上げ剤

一枚板の仕上げ剤

オイル塗装として利用するオイルは以下の種類(オスモカラーウッドワックス#1101エキストラクリヤー)となります。

価格が安いエキストラクリアー1101については、以下のページで確認することができます。

オイル塗装用ハケ(多用途刷毛ハケ)

一枚板のオイル塗装にとても便利な多用途刷毛ハケ

一枚板のオイル塗装にとても便利な多用途刷毛ハケ

オイル塗装を行なうための多用途刷毛ハケは、Amazonで購入すると安いです。楽天や100円ショップでも販売されているのですが、価格が高かったりハケの幅が狭かったりします。ハケの幅が狭いと、オイル塗装を行なった際にムラになってしまうため、なるべく幅が広いハケを購入します。Amazonですと、1000円以下で様々なサイズのハケセットが購入できるのでお得でおすすめです。以下のページから、価格が安い多用途刷毛ハケの一覧を確認することができます。

価格が安い多用途刷毛ハケの一覧

オイルを小分けする容器(タッパー)

オイルを小分けする容器(タッパー)

オイルを小分けする容器(タッパー)

一枚板にオイル塗装を行なう際には、一枚板に塗る分のオイルをタッパーなどの容器に小分けにしながら塗ります。容器が狭すぎると、ハケが容器の中に入らなくなってしまうため、なるべく幅が広い容器(タッパー)を用意します。オイルはとても臭うので、オイル塗装で利用した容器が臭う場合は、タッパーであればフタができるので防臭することもできるのでおすすめです。多用途刷毛ハケとあわせて、Amazonで価格が安いタッパーをあわせて注文するのがおすすめです。以下のページから、価格が安いタッパーを確認することができます。

価格が安いタッパーの一覧

オイル塗装の手順

自ら一枚板オイル塗装を行なう手順について、実際に銘木店で購入した神代栗をもとに説明していきます。割れ止めをはがして、サンダーで削った時の様子については、以下のページでまとめています。

関連記事:材木店、銘木店で購入した一枚板の仕上げについて

以下はオイル塗装前の無塗装状態の神代栗です。既にオイル塗装済みのポプラと並べて比較してみました。

オイル塗装済みのポプラと塗装前の神代栗

オイル塗装済みのポプラと塗装前の神代栗

オイル塗装前の神代栗

オイル塗装前の神代栗(木表)

オイル塗装前の神代栗

オイル塗装前の神代栗(木裏)

それでは、上記の無塗装状態の神代栗に、オイル塗装を自ら行なっていきます。

手順1:一枚板を寝かせる

一枚板のオイル塗装を行なう際には、一枚板を壁などに立てかけて行なうのでは無く、必ずテーブル状に寝かした状態で行ないます。立てかけた状態で一枚板にオイル塗装を行なうと、元口(下側)にオイルが乾く前に流れてしまいます。

手順1:オイル塗装を行なう際には、一枚板を寝かせる

手順1:オイル塗装を行なう際には、一枚板を寝かせる

手順2:木表、木場(両サイド)、木口への塗装

まずは、木表、木場(両サイド)、木口へオイル塗装を行ないます。つまり、一枚板の木裏以外は、オイルを塗ってしまいます。木表、木場(両サイド)、木口へのオイル塗装が終わったら、乾いた布などで一枚板の表面にあまったオイルを拭き取り、1日乾燥させます。

手順2:木表、木場(両サイド)、木口への塗装

手順2:木表、木場(両サイド)、木口への塗装

手順2:木表、木場(両サイド)、木口への塗装

手順2:木表、木場(両サイド)、木口への塗装

手順2:木表、木場(両サイド)、木口への塗装

手順2:木表、木場(両サイド)、木口への塗装

手順3:木裏への塗装

木裏へオイル塗装を行ないます。木裏へのオイル塗装が終わったら、乾いた布などで一枚板の表面にあまったオイルを拭き取り、1日乾燥させます。

完成

オイル塗装が終わり、シッカリと乾燥させた後の神代栗です。オイルが乾いたか?、乾いていないか?については、木肌に触れてみて無垢材の感触が伝わってくればオイルは乾いています。逆に木肌に触れてみた際にシットリとしている場合は、オイルがまだ乾いていません。

オイル塗装が完成した神代栗

オイル塗装が完成した神代栗

この神代栗は、オイル塗装を行なってみたところ、ゼブラウッド縞杢のような綺麗な杢目が浮かび上がってきました。

オイル塗装が完成した神代栗

オイル塗装が完成した神代栗

またこちらの神代栗は、柾目の木目が細かく、割れたり反ったりする可能性が低い一枚板です。

このようにオイル塗装を行なうことによって、反りや割れを防止したり、杢目を綺麗に浮かび上がらせることができます。

注意事項

材木店、銘木店で購入した一枚板の仕上げについて

材木店や銘木店で販売されている一枚板は、家具店一枚板専門店で販売されている一枚板と異なり、製材機で無垢材一枚板のサイズに切り出され、割れ止めが塗られている状態で販売されてケースがほとんどです。安いからという理由だけで、材木店、銘木店で一枚板を購入しても、その一枚板をテーブルとして利用することはできません。購入後に一枚板テーブルとして利用できるように仕上げを行なう必要があります。仕上げとは、割れ止めを削り取った後に、一枚板を平行にし、最後塗装を行なうといった内容となります。材木店、銘木店で一枚板を購入した際、仕上げまでどのような作業工程があるのかについて、実際に銘木店で購入した神代栗一枚板を例にご紹介いたします。

関連記事:材木店、銘木店で購入した一枚板の仕上げについて


一枚板購入時の基礎知識

一枚板が通常の家具と大きく違う点は、無垢材で出来ているということです。無垢材で出来ているという事は、割れや反りなどが発生する可能性があり、その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる一枚板の特徴でもあります。割れたり反ったりした場合、修理してくれる家具店や一枚板専門店もありますが、もともと工務店などに対して一枚板を販売しているような材木店や銘木店は、「一枚板は、必ず変化するもの。」という前提条件のもと小売販売を行なう店舗も沢山あります。一枚板を購入するということは、割れや反りが発生するものという点を必ず理解した上で、購入する事がとても大切になってきます。自然のままの素材である無垢材で出来た一枚板は、「触れたり眺めたりすると自然のパワーを感じる。」という方もいれば、「世界にたった一つしかない完全オリジナルな家具。」という点に魅力を感じる方も多くいます。でも、そんな魅力的な一枚板を実際に購入しようとすると、「どこで購入できるのだろう?」、「どんな種類があるんだろう?」、「含水率って何?」、「割れや反りが発生しない一枚板って無いの?」、「価格が安い無垢材から自ら塗装まで仕上げられないの?」といった沢山の疑問が出てきます。一枚板を購入する側の立場で、いろいろと疑問に思った事などを自らの体験談をもとに、一枚板購入前の基礎知識としてまとめてみました。

関連記事:一枚板購入前に知っておくと便利な基礎知識

一枚板関連リンク

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