一枚板のデメリット(購入して後悔した事)について、実際に私と同じく一枚板を購入して利用しているエンドユーザー側(実際に一枚板を購入したユーザ側の立場の方々)から寄せられた意見もまとめてみました。一枚板は、販売する側、購入する側の価値観によって様々な捉え方の違いがあります。一枚板を購入する際には、自らの価値観や、利用場面に適した商品をジックリ選ぶのがおすすめです。「一枚板は一点モノ。早く決断しないと売約済みになってしまいます。」と急かしてくる販売店もありますが、本当に一枚板でよいのか?一枚板のデメリットも含めて把握した上で、時間をかけて検討した方がおすすめです。初めて一枚板を購入する購入者の方は、以下に記載した様々な方々から寄せられたデメリットを確認すると、一枚板の販売店では教えてくれない「なるほど。そんな出来事があったのか。」と思う気付きがあるはずです。

一枚板のデメリット(購入時に困った事・購入して後悔した事)

  • 購入時に店舗で説明された木の種類と、購入後に調べた木の種類が違っていた。
  • 一枚板の来歴(木の産地、伐採された時期)、乾燥期間等を質問しても、明確な回答を得る事ができる一枚板の販売店がとても少ない。
  • 販売価格の基準が不明確。購入後、他店で購入した方が安かった事に気が付いた。
  • 幅が90センチを越えるサイズになると一気に価格が高くなる。
  • 家具店一枚板専門店一枚板を購入する際は価格が高い。
  • 無垢材のため、割れ、反り、ねじれが発生する可能性が高い。
  • 一枚板に節(木材の欠点、節について)があるとなぜいけないのか?木材の欠点とは何なのか?無地とはどのような状態を述べるのか?という質問に対して、明確・的確な回答を得られた事が無い。
  • サイズが大きくなるほど専門の職人でなくては加工ができない。
  • 地方の材木店に初めて神代の一枚板を注文したら、商品到着まで4ヶ月もかかった。神代の一枚板は希少価値が高い為、販売したくなくなってしまったのか?注文を忘れられてしまったのか?と思っていたら、注文から数ヶ月も経ってから納期の連絡がきた。
  • 材木店スポルテッドが入る個性的な一枚板を購入後、”スポルテッドは材としての価値が無い”という事を銘木店で知らされ嫌な思いをした。
  • 古材(アンティーク)一枚板が気に入り購入後、古材(アンティーク)はどのような使われ方をされてきたか不明なので手にしない方が良いと銘木店の方に言われ、古材(アンティーク)は全て手放してしまった。古材(アンティーク)一枚板を購入する際には、見た目のカッコよさを気にするだけでなく、古材(アンティーク)の出所を必ず確認する。出所が不明確な場合は購入を避けた方がよい。
  • 杢目がとても綺麗で高額なタモ(佛)の一枚板を購入して利用しているうちに、ねじれてきてしまった為、購入元に補修をお願いした所、一枚板の厚みがもともと薄い為、補修できないと言われ納得できなかったものの、最後は泣き寝入りとなってしまった。高額な一枚板を購入してしまった事を未だに後悔している。
  • 夏場に未乾燥なモンキーポッドの一枚板を購入してしまい、冬場に真ん中から見事に真っ二つに割れてしまった(当事者の方に実際に割れたモンキーポットの写真を撮影させていただきました。)。一枚板を購入する際には、必ず乾燥済みなのか?について、シッカリと確認した方がよい。
  • 利用しているうちに一枚板が段々とねじれてきてしまいテーブルとして利用できない程になってしまった。
  • 無塗装オイル塗装一枚板の上に、お醤油やコーヒーをこぼしてしまったら、大きなシミになってしまった。
  • ウレタン塗装セラウッド塗装の場合は、「割れや傷が目立ちやすい」、「自らメンテナンスができない」、「木の質感、木の香りを感じ難い」。
  • 気乾比重の値が高い無垢材ほど重いため、一度設置した後の移動が面倒な場合がある。
  • 無垢材一枚板)は、鑑賞性の高さは感じられても、安全性、耐久性、性能面の高さは、一般に販売されている量販テーブルの方が優れていると感じた。見た目だけで判断してはいけない。
  • 神代の一枚板を多く扱う材木店に、「本当に2500年前の噴火によって火山灰に埋もれていた木なのでしょうか?」と質問したところ、明確な回答が返ってこなかった。
  • 旦那にせがまれ購入した高価な一枚板。テーブルが無垢材でなくてはならない理由が何なのか?未だに理解不能。
  • 「希少価値が高い」、「資産価値が高い」というのはセールストーク。実際に一枚板をリサイクルショップや買取専門店などに見積もりをお願いしてもほぼ値段が付かない。もしくは引き取り代金と相殺で買取代金は0円になるケースがほとんど。
  • 杢目がギラギラした一枚板は、楽器(ギター等)の材として好まれる。リビングで杢目がギラギラした一枚板を毎日食卓で利用していると、とても疲れてくる。実際に柾目杢目が乗る板目を立て掛けて並べてみると、柾目の方が品があって美しく見えてくる。
  • 自然な雰囲気でカッコいいから、おしゃれだからと購入した歪(いびつ)な形をした一枚板は、実際に利用するととても使い辛い。特にリビングで、毎日食事の際に利用するテーブルは、まっすぐ長方形に近い形状の方がストレス無く利用できる。
  • 塗装やレジン加工等、一瞬高級感が漂う商品と感じてしまうのですが、その姿は無垢材が人間の欲望によって染められた物。本物志向な人は、自然の生い立ちを大切にする傾向が強い為、杢目が綺麗に詰まった無地無塗装一枚板を選ぶ。
  • 高周波プレス人工乾燥された一枚板を購入後に、自然乾燥(天然乾燥)された一枚板に触れたら、触れた時の木の質感や香りが全然違った。家具店一枚板専門店だけでなく、材木店や銘木店まで、一枚板の購入前に足を延ばせばよかった。

一枚板の特徴には、多くの一長一短があります。以下のページでは、一枚板のメリットについてまとめています。

一枚板のメリット(購入して良かった事や魅力)

初めて一枚板を購入する際の注意点

プロの方に教えていただいた一枚板を購入する際の注意点について、以下のページでまとめています。特に参考にしていただきたいのが、木材の欠点についてまとめているページです。ここにまとめた内容を知るまで、”一枚板は、割れ、反り、ねじれが発生して仕方が無い物”という認識でいたのですが、”製材時”・”養生乾燥”と一枚板を販売するプロとして大事に木をいたわり、育て上げれば、この問題の大半は解消されます。という事実を知りました。つまり、一枚板割れ、反り、ねじれは、一枚板を販売する側において、管理の段階から未然に防ぐ事ができるという事です。

初めて一枚板を購入する際の注意点

一枚板を購入できる場所とそれぞれの特徴と価格

一枚板は主に、家具店一枚板専門店材木店・銘木店で購入する事ができます。新築の家を建てる際には、工務店経由で一枚板を購入するというケースもあります。買う側からみると同じ一枚板でも、家具店一枚板専門店材木店・銘木店工務店一枚板を購入する際には、それぞれの違いやメリット、デメリットがあります(どこで購入する?一枚板を購入できる場所とそれぞれの特徴と価格)。それぞれについて、以下のページでまとめています。

どこで購入する?一枚板を購入できる場所とそれぞれの特徴と価格

一枚板購入時の基礎知識

一枚板が通常の家具と大きく違う点は、無垢材で出来ているということです。無垢材で出来ているという事は、割れ、反り、ねじれなどが発生する可能性があり、その変化も楽しめることが、通常の家具と異なる一枚板の特徴でもあります。割れたり反ったりした場合、修理してくれる家具店や一枚板専門店もありますが、もともと工務店などに対して一枚板を販売しているような材木店や銘木店は、「一枚板は、必ず変化するもの。」という前提条件のもと小売販売を行なう店舗も沢山あります。一枚板を購入するということは、割れや反りが発生するものという点を必ず理解した上で、購入する事がとても大切になってきます。自然のままの素材である無垢材で出来た一枚板は、「触れたり眺めたりすると自然のパワーを感じる。」という方もいれば、「世界にたった一つしかない完全オリジナルな家具。」という点に魅力を感じる方も多くいます。でも、そんな魅力的な一枚板を実際に購入しようとすると、「どこで購入できるのだろう?」、「どんな種類があるんだろう?」、「含水率って何?」、「一枚板テーブルの塗装の種類と違いって何?」、「割れや反りが発生しない一枚板って無いの?」、「価格が安い無垢材から自ら塗装まで仕上げられないの?」といった沢山の疑問が出てきます。一枚板を購入する側の立場で、いろいろと疑問に思った事などを自らの体験談をもとに、一枚板購入前の基礎知識としてまとめてみました。

一枚板購入前に知っておくと便利な基礎知識